- 「駅の子」の闘い
-
戦争孤児たちの埋もれてきた戦後史
幻冬舎新書 580
幻冬舎
中村光博
- 価格
- 968円(本体880円+税)
- 発行年月
- 2020年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784344985827

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[BOOKデータベースより]
戦争で親を失い路上生活を強いられ、「駅の子」「浮浪児」などと呼ばれた戦争孤児。飢えと寒さ。物乞いや盗み。戦争が終わってから始まった闘いの日々。しかし、国も周囲の大人たちも彼らを放置し、やがては彼らを蔑み、排除するようになっていった。「過去を知られたら差別される」「思い出したくない」と口を閉ざしてきた「駅の子」たちが、80歳を過ぎて、初めてその体験を語り始めた。「二度と戦争を起こしてほしくない」という思いを託して―戦後史の空白に迫り大きな反響を呼んだNHKスペシャル、待望の書籍化。
プロローグ―たった70年前、ここに孤児たちがいた
[日販商品データベースより]第1部 戦争が終わって闘いが始まった―焼け野原に放置された「駅の子」(神戸空襲で「駅の子」になった―内藤博一さん;上野駅で見た地獄―金子トミさん;孤児の保護施設・板橋養育院の悲劇;学童疎開の犠牲者―渡辺喜太郎さん;引き揚げ孤児の悲劇―瀬川陽子さん;路上生活で視力も失う―小倉勇さん;「戦争孤児」の保護を後回しにした国;奮闘した民間の保護施設―1000人の子どもを保護した愛児の家;「靖国の遺児」と呼ばれた子どもたち)
第2部 嫌われていった「駅の子」―復興から取り残され、やがて忘れられ(対策を指示したGHQ;始まった強制収容「狩り込み」;檻に閉じ込められた戦争孤児―伊藤幸男さん;復興から取り残されていく「駅の子」;路上で野良犬のように扱われる―山田清一郎さん;社会に逆らって生きると決めた―小倉勇さん;転落していった子どもたち;日本を去った戦争孤児―伊藤幸男さん;「駅の子」たちのいま)
エピローグ―取材を終えて
戦争で親を失い路上生活を強いられ、「駅の子」「浮浪児」などと呼ばれた戦争孤児。飢えと寒さ。物乞いや盗み。戦争が終わってから始まった闘いの日々。しかし、国も周囲の大人たちも彼らを放置し、やがては彼らを蔑み、排除するようになっていった。「過去を知られたら差別される」「思い出したくない」と口を閉ざしてきた「駅の子」たちが、80歳を過ぎて、初めてその体験を語り始めた。「二度と戦争を起こしてほしくない」という思いを託して――戦後史の空白に迫り大きな反響を呼んだNHKスペシャル、待望の書籍化。