漱石文体見本帳

勉誠社
北川扶生子　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2020年01月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784585291893

内容情報

[BOOKデータベースより]

人間の内面心理を巧みに描いた作家、夏目漱石。しかし、漱石と同じ時代を生きた読者たちは、多彩な表現をあやつる「文章家」として彼を愛していた。日本語の混乱期を漱石はどう泳いだのか？漱石の小説文体を１０に分類。具体的な文例を味わいながら、その効果と背景をわかりやすく紹介。明治の日本語はこんなに豊かだった！『こころ』、『吾輩は猫である』、『虞美人草』、『それから』、『門』、『文学論』、『文学評論』、『道草』ほか多数掲載。

序章　漱石文体論概説
ねじふせる
誇張する
こだわる
ただよう
ボケる
歩く
とどめをさす
訳す
さらす
ほどく
終章