- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 六波羅探題研究の軌跡
-
研究史ハンドブック
日本史史料研究会ブックス 003
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2020年01月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784909658210
[BOOKデータベースより]
承久の乱に勝利した鎌倉幕府が京都六波羅に設置した、「幕府の出先として朝廷を監視し、武家の安全のためにしっかりがんばる」機関とされてきた、六波羅探題。いったい何をしていたのか?わかりやすくまとめてみた!六波羅探題がテーマの、初の一般書。通説と異論。研究史を詳細に跡づけるとその存在と役割が見えてくる。
第1章 戦前の六波羅探題の研究(京畿および関西の諸政をすべ、兵馬のことを総掌する―和田英松の研究;六波羅は京都の重鎮―三浦周行の研究 ほか)
第2章 戦後の六波羅探題の研究―通説の成立(訴訟制度上に占める六波羅探題の地位―佐藤進一の研究;六波羅探題の成立と構造―上横手雅敬の研究 ほか)
第3章 通説に対する異論の展開―本格的研究の開始(「六波羅‐両使制」―外岡慎一郎の研究;公武交渉における六波羅探題の役割―森茂暁の研究 ほか)
第4章 その他の六波羅探題研究(在京人と篝屋番役―五味克夫の研究;在京人とその位置―五味文彦の研究 ほか)
「六波羅探題(ろくはらたんだい)」とはいったい何か。
承久の乱に勝利した鎌倉幕府が京都六波羅に設置した、「幕府の出先として朝廷を監視し、武家の安全のためにしっかりがんばる」機関とされてきた、六波羅探題。本書は、その研究史を詳細に跡づけることで、その成立と展開、探題の発給文書、探題の職務と歴史的役割、鎌倉幕府・朝廷と探題との関係、鎌倉後期・幕府滅亡にいたる畿内の変化と探題の滅亡など、六波羅探題に関する様々な問題をわかりやすくまとめた書である。
同時に本書を通じ、六波羅探題の知名度を少しでも高め、また歴史学の研究において、研究史を詳細に跡づけることがどんなに大切かを、日本中世史の研究者をはじめとして、歴史に興味を持つ一般読者、さらに史学科の学生にまで、伝えていこうとする。
172点の著書・論文を編年で並べた『六波羅探題 研究の軌跡』年表も備える。中世史ファン必備の書。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 元興寺とならまちの建築・美術
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2023年01月発売】