- 回遊人
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- 価格
- 759円(本体690円+税)
- 発行年月
- 2020年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784198945305
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北区の太
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不思議なタイムトラベルもの
作家としての独り立ちを目指す男が、創作に行き詰まり、ドヤ街に足を踏み入れ、そこでたまたま手に入れた怪しげな錠剤を口にすると時間を遡り、10年前に。将来訪れる状況を打破しようと、(1度通り過ぎた)過去とは違う選択をするが、その結果は??過去に戻ったがゆえに、自分の人生が借り物のように感じてしまう。変えようとしてもなかなか変わらない(現実逃避をしがちな弱い)自分の本質。そして極め付けは、10年の時間遡りが繰り返される閉塞感。そして、自分が過去を変えようとすると、人は周りと係わりながら生きているがゆえに周りの運命にも影響を与えざるを得ないという事実。人生をやり直すということが幸せなのか。色々と考えさせられる不思議な一冊。
[BOOKデータベースより]
平凡な暮らしとはいえ、幸せな家庭を築いた男。しかし、妻子とのやり取りに行き詰まりを感じて出奔してしまう。たどり着いたドヤ街で小さな白い錠剤を見つけた男は、遺書を書き、それを飲む。ネタになるならよし。よしんば死んでも構わないと考えて。目覚めるとそこは10年前、結婚前の世界だった。人生を選べる幸せを、男は噛み締めていたのだが…。鬼才が描く大人の偏愛。
[日販商品データベースより]妻か、妻の友人か。
よりよい人生をつかみ取るため、
過去へ跳び、人生を選べ。
何度も。
鬼才が描く永遠なる10年――
平凡な暮らしとはいえ、幸せな家庭を築いた男。
しかし、妻子とのやり取りに行き詰まりを感じて出奔してしまう。
たどり着いたドヤ街で小さな白い錠剤を見つけた男は、遺書を書き、それを飲む。
ネタになるならよし。よしんば死んでも構わないと考えて。
目覚めるとそこは10年前、結婚前の世界だった。
人生を選べる幸せを、男は噛み締めていたのだが……。
芥川賞、島清恋愛文学賞作家が描く大人の偏愛。
(自作解説収録)