- 室町の覇者足利義満
-
朝廷と幕府はいかに統一されたか
ちくま新書 1471
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2020年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480072795
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[BOOKデータベースより]
足利一門大名に丸投げして創立された室町幕府では、南北朝の分断などに後押しされて一門大名の自立心が強すぎ、将軍の権力が確立できなかった。この事態を打開するために、奇策に打って出たのが足利義満である。彼は朝廷儀礼の奥義を極め、恫喝とジョークを駆使して朝廷を支配し、さらには天皇までも翻弄する。朝廷と幕府両方の頂点に立つ「室町殿」という新たな地位を生み出し、中世最大の実権を握った。しかし、常軌を逸した彼の構想は本人の死により道半ばとなり、息子たちが違う形で完成させてゆく。室町幕府の誕生から義満没後の室町殿の完成形までを見通して、足利氏最盛期の核心を描き出す。
規格外の男・足利義満
[日販商品データベースより]室町幕府を創った男の誤算―足利直義と観応の擾乱
足利義満の右大将拝賀―新時代の告知イベント
室町第(花御所)と右大将拝賀―恐怖の廷臣総動員
“力は正義”の廷臣支配―昇進と所領を与奪する力
皇位を決める義満と壊れる後円融天皇
「室町殿」称号の独占と定義―「公方様」という解答
「北山殿」というゴール―「室町殿」さえ超越する権力
虚構世界「北山」と狂言―仮想現実で造る並行世界
「太上天皇」義満と義嗣「親王」―北山殿と皇位継承
義持の「室町殿」再構成―調整役に徹する最高権威
凶暴化する絶対正義・義教―形は義持、心は義満
育成する義教と学ぶ後花園天皇―二人三脚の朝廷再建
室町殿から卒業する天皇、転落する室町殿
朝廷の支配者であり、幕府のトップ。その権力の源泉は儀礼の奥義と、無言の恫喝とジョークで、それは天皇までも翻弄した。知られざる義満の正体を深堀する。