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[BOOKデータベースより]
リットが生涯をかけ到達した弁証法理論の極致を、貴重資料から紐解く。近代世界における目まぐるしい発展をかたちづくった科学技術は同時に、世界を客体化・事物化し「人間の主体的なもの」を蹂躙した。本書は、リットが晩年に行った2つの講演内容の本邦初訳の書であるとともに、近代に対立したこれら二項概念の独自な止揚を通して両者の相互不可分性を説いたリット弁証法理論の到達点、およびそこに見出される“美学”を明らかにする。
訳者解説 回想のテオドール リット―教育者・哲学者としての研究と教育の自由をめぐるその格闘(Th.リットの略歴;Th.リットのナチズムとマルクス主義理念に対する抵抗;Th.リットの人間像―リットと直接あって対話した人の証言から;Th.リットの思想―日本語文献を中心として;最晩年のTh.リット;Th.リットの主要著作;日本語によるTh.リットの文献;教育(哲)学関係以外の学問分野で言及されている日本(語)でのTh.リット論)
1 事物化した世界における自由な人間―エルンスト・ロイター追悼講演
2 現代における生の力としての芸術と技術