- ちいさなはなよめぎょうれつ
-
Opowiadanie babuni
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2019年12月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784033484501
[BOOKデータベースより]
まどごしに、銀色のドレスをきた、かわいいはなよめのすがたがみえました。ひざまでとどく金色のかみに、レースのベールと銀杯花の花かんむりをのせています。となりに、ハトのように白いかみの、ながいひげをはやした父親がすわっていて、白テンらしい毛皮と、そろいのぼうしにすっぽりうもれています。うつくしい描写がちりばめられた、知られざる名作を絵本化。19世紀ポーランドの女流作家がのこした、宝物のようなおとぎ話。4歳から。
[日販商品データベースより]むかしむかしのお話です。あるとき、お姉さんが頭が痛くて寝ていると、枕もとでゴソゴソ音がしました。目をあけると、小さな小さな貴公子が立っていて、こういいました。「この部屋を馬車がとおるのを、お許しいただけないでしょうか? 妹がきょう結婚式をあげるのですが、雨で道がぬかるんでしまったのです。」しばらくすると暖炉から、白ネズミにひかれた小さな馬車がやってきました。乗っているのは、銀色のドレスを着た美しい花嫁です−−。19世紀を生きたポーランドの女性社会運動家が書き残したおとぎ話を、日本オリジナルで絵本化しました。優美で繊細なお話にぴったりの絵で、贈り物にも最適です。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- なつのおそろいをつくりに
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2024年05月発売】
- ふゆのコートをつくりに
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2022年10月発売】
- きらぼしちゃんともりのクリスマス
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2020年11月発売】
これは、あなたのひいおばあさんのお姉さんが、若かったときの話です。家族でミサに行く日、お姉さんは頭が痛かったので、ひとりで家に残りベッドに横になっていました。枕元で音がしたので目を開けて見てみると、なんと、そこには小さな小さな人がいました。その人は目が覚めるような美男で、女王様にするような丁寧なおじぎをしてから、こう言ったのです。「この部屋を、私の妹が馬車で通るのを、お許しいただけないでしょうか?」と。どうやら、今日は庭で結婚式があり、そこに向かう床下の道が雨でぬかるんでいるので、部屋の中を通してほしいということのようです。「どうぞ、おとおり!」お姉さんがそう答えると、もうそこには小さい人はいませんでした。しばらくすると、馬車に乗った銀色のドレスのかわいい花嫁や、たくさんの小さい人たちが部屋を通っていきましたが、お姉さんは驚くことはなく、うっとり見とれていました。昔の人たちは、小さい人たちが床下に住み着くと、運が開けることを知っていたのです。この童話の作者は、ポーランドにおけるフェミニズム運動の先覚者となった作家、ナルツィザ・ジミホフスカ。1876年に発表された作品集に収められた一篇で、今のポーランド人にも読めないような古いポーランド語で書かれていました。このおはなしを発見し、あまりのかわいさに、難解なポーランド語を訳して日本に紹介してくれたのが、翻訳家の足立和子さんです。『はるのワンピースをつくりに』(ブロンズ新社)などでも人気の布川愛子さんの絵によって、さらに美しく、品のある世界へと生まれ変わった140年前の物語。ぜひ味わってみてください。
(絵本ナビ編集部 )
ポーランドのおとぎ話です。
床下に住むちいさなちいさな人たち。
具合が悪くてベッドで寝ていたお姉さんが偶然見た、そのちいさな人たちの花嫁行列。
布川愛子さんが描く、繊細でかわいい花嫁が物語にぴったりでした。
こんな人たちが床下にいたらいいのに、と思ってしまうかわいい世界観でした。(tori.madamさん 30代・大阪府 女の子7歳、女の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】