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[BOOKデータベースより]
楽しくて、読むことが好きになり、刺激に満ち、大きな学びが得られ、人間関係の構築に寄与する―いいことずくめの読書法を指南!初版を読んでブッククラブに取り組んだ「実践例」を増補!
1 ブッククラブとは(ブッククラブの特徴、歴史、広がり;多様にあるブッククラブの進め方;ブッククラブを通して身につく力や資質)
[日販商品データベースより]2 具体的なブッククラブの紹介(大人対象のブッククラブ;学校でのブッククラブ;海外のブッククラブ)
3 ブッククラブの運営方法(つくり方;時間と場所の設定―準備および初回の大切さ;本の選び方;話し合いの仕方;振り返り/評価;ブッククラブへの「かかわり方」と「学び方」―実践者からのアドバイス)
先日、ある知人から、「なぜ今、ブッククラブなんですか?」と聞かれました。それに対して、「類い稀なる学びの方法だから」と答えました。続いて、「読書会とブッククラブの違いは何ですか?」と聞かれたので、「楽しいか、楽しくないか」と答えました。集まった人たちが楽しめていれば「ブッククラブ」ということです。
欧米諸国では、ブッククラブを楽しむ文化が長年にわたって続いています。例えば、『ジェイン・オースティンの読書会(The Jane Austen Book Club)』という本を読むか、同名の映画を観れば明らかでしょう。一方、日本では、大学で行われているゼミの「輪読会」や、社会人になってからの勉強会などが行われていますが、「楽しい」という感覚が薄く、あくまでも勉強の手段と位置づけられているように思います。また、「ビブリオバトル」を含め、学校などで「読書会」と称されているものも、司会者(教師)のもと多人数で行い、一斉授業の変形としか捉えられていないように見受けられます。
ブッククラブは、@楽しく、A読むことが好きになり、B刺激があり、C大きな学びがあり、D人間関係を築くための最高の機会ともなる活動です。このブッククラブを多面的に紹介し、広く日本社会で実践してもらうことが本書の目的です。すでに、日本においても、「飲み会」ならぬ「読み会」として毎週七、八名ほどの会社員が集まって行われているものや、学校の授業の一環として行われているものなどがあります。それらにおける「学び」の効果や「考える力」の向上、そして「楽しい」様子も、写真などを交えて紹介していきます。
また、今回の改訂増補版においては、初版を読んでブッククラブに取り組んだ人の実践例なども紹介しました。世代やジャンルを超えて行うブッククラブ、是非、あなたも!(よしだ・しんいちろう)