[BOOKデータベースより]
社会のどん底で「愛」は救いか、それとも。韓国文壇の逸材、キム・ヘジンによる長編小説。本邦初訳。『82年生まれ、キム・ジヨン』に並ぶ衝撃!「中央長編文学賞」受賞作。
[日販商品データベースより]韓国文壇界、新進気鋭の若手作家による長編小説!
日経新聞に書評掲載など、 国内でも反響の大きかった
『娘について』の著者、キム・ヘジンが、
絶望の淵に立つ男女の愛を描き出す…本邦初訳!
これがどん底だと思ってるでしょ。
違うよ。底なんてない。
底まで来たと思った瞬間、
さらに下へと転げ落ちるの―― (本文より)
路上生活者となった若い男、同じく路上で暮らしながら、
毎晩、際限なく酒をあおる病気持ちの女。
ホームレスがたむろする中央駅を舞台に、
二人の運命は交錯する。『娘について』
(亜紀書房刊)を著したキム・ヘジンによる、
どん底に堕とされた男女の哀切な愛を描き出す長編小説。
現在形の直線的な文章で断崖絶壁に追い詰めては
平地に連れ戻す、この文体の力は、永きにわたり
韓国文学の財産になるであろう。
──「第5回中央長編文学賞受賞作」審査評
愛の本質を探究しつつも、限界に達した資本主義の
影と社会の問題を見逃さない若い作家の洞察……
作品に深みを与えるまっすぐで流麗な文章
──中央日報 書評
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