[BOOKデータベースより]
平成という廃墟から文学を問う!
文学における「戦争」と「平和」―吉田満『戦艦大和ノ最期』、大岡昇平『野火』
戦前・戦中日本人の東亜への真摯な態度―中島敦『南島譚』
アジアと資本主義―新渡戸稲造の植民政策論、野間宏『さいころの空』
文学者による歴史的「戦争論」―林房雄『大東亜戦争肯定論』
時代の不安を物語る―夏目漱石『現代日本の開化』、芥川龍之介『或阿呆の一生』
言葉につながるふるさと―太宰治『津軽』、島崎藤村『夜明け前』
漂流する家族―小島信夫『抱擁家族』、富岡多恵子『波うつ土地』、舞城王太郎『みんな元気。』
歴史への返答としての文学―坂口安吾『戦争と一人の女』、古山高麗雄『セミの追憶』
沖縄というトポスの逆説―目取真俊『虹の鳥』、大城立裕『カクテル・パーティー』
日本文学に跋扈するデマの怪物―江藤淳『批評と私』
「国土」という意識の喪失―内村鑑三『デンマルク国の話』
チベットと日本人―河口慧海『チベット旅行記』
「先住民族」という幻想―武田泰淳『森と湖のまつり』
国家論の不在と文学―中野重治『五勺の酒』
40年以上活躍する批評家が、平成という廃墟から文学を問う!社会と向き合う文学批評。
吉田満、大岡昇平、中島敦、新渡戸稲造、野間宏、林房雄、島崎藤村、小島信夫、舞城王太郎、目取真俊、江藤淳、内村鑑三、武田泰淳、中野重治…
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