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[BOOKデータベースより]
本書は、加賀乙彦氏の評論集の中から死刑囚と無期囚について、どのように考えているかを中心テーマにしている批評文を集め、またその基礎となった『死刑囚と無期囚の心理』からも主要な部分を収録し、さらに小説「宣告」からも死刑囚と精神科医との交流場面を描いた箇所を5章に再録している。この評論集は加賀氏の精神科医・長編小説家・クリスチャンとしての存在が生涯をかけて三位一体となって熟成されてくる構成になっている。
1 刑死した友へ(『文学と狂気』(一九七一年)より;『虚妄としての戦後』(一九七四年)より;『死刑囚の記録』(一九八〇年)より)
2 『死刑囚と無期囚の心理』(一九七四年)より(拘禁反応の心因性;拘禁中の精神状態と行動についての心理学的研究)
3 『ある死刑囚との対話』(一九九〇年)より(「まえがき」より;書簡より;「あとがき」より)
4 文学・宗教から「死へのアプローチ」(『生と死と文学』(一九九六年)より;『科学と宗教と死』(二〇一二年)より)
5 小説『宣告』(一九七九年)より(「第二章 むこう側 1」より;「第五章 死者の舟 4」より;「第七章 裸の者 8・9」より)