- 古文書がつなぐ人と地域
-
これからの歴史資料保全活動
東北アジア学術読本 8
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2019年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784861633331
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 古記録入門 増補改訂版
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2023年07月発売】
- 泉北丘陵に広がる須恵器窯・陶邑遺跡群 改訂版
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2023年05月発売】
- 誰が場所をつくるのか
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2024年06月発売】
- 中世瀬戸内の港町 草戸千軒町遺跡 改訂版
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2023年03月発売】
- 地域再生と考古学
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2023年06月発売】
[BOOKデータベースより]
古文書が結び付けたソーシャルネットワークとは?地域の宝物として歴史資料を継承する意義を問う。
1 歴史資料保全活動の現場から―宮城県白石市の事例(白石市における歴史資料を取り巻く状況;博物館建設の動きと史料〜平成一〇年代後半以降;白石市における歴史資料保全活動の実情;東日本大震災の発生;保全した史料を後世に―史料と人を残す;これからの課題―続けていくために)
[日販商品データベースより]2 原発事故被災地における歴史資料保全とその意義―福島県双葉町を事例に(双葉町の震災後;双葉町民の歴史認識;『双葉町史』編纂の成果と課題;両竹地区と歴史資料)
3 活用なくして保存なし―大学の研究者と地域の歴史資料(佐藤仁右衛門家と古文書;佐藤家文書の活用;郷土史サークルの結成と第二次調査;歴史資料は「活用なくして保存なし」)
4 資料レスキューと心理社会的支援(東日本大震災と研究の背景;心理社会的支援の意義;震災から五年目の調査;人びとの語り)
5 地域の歴史を学び、考え、発信する―岩出山古文書を読む会の成果から(岩出山古文書を読む会と上廣歴史資料学研究部門;ともに学ぶ―議論を深める講座運営;資料調査と展示・出版事業)
現代日本の社会的課題である少子高齢化、過疎化、さらには各地を襲う災害から、歴史資料保全活動の重要性は一層増している。地域で受け継がれた資料を守る作業は、研究者のみならず、所蔵者・地域住民・自治体などさまざまな人々の協力によって成り立ってきた。本書は東北地方における歴史資料保全活動の足跡を追いながら「保存から活用へ」というテーマを設定し、その方法を提示している。先人からの継承と資料所蔵者の心理、自治体職員の奮闘、そして成果を社会に発信しようとする新たな挑戦に注目し、「歴史の教訓」を未来に伝える。