- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 原子力時代における哲学
-
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2019年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784794970398
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 大名廃業
-
価格:825円(本体750円+税)
【2024年04月発売】
- 15の街道からよむ日本史
-
価格:990円(本体900円+税)
【2023年12月発売】
- つながらない覚悟
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2023年12月発売】
[BOOKデータベースより]
3.11で原子力の平和利用神話は崩れた。人間の叡智は原子力に抗し得なかった。哲学もまた然り。しかし、哲学者でただ一人、原子力の本質的な危険性を早くから指摘していた人物がいる。それがマルティン・ハイデッガー。並み居る知職人たちが原子力の平和利用に傾いていくなかで、なぜハイデッガーだけが原子力の危険性を指摘できたのか。その洞察の秘密はどこにあったのか。ハイデッガーの知られざるテキスト「放下」を軸に、ハンナ・アレントからギリシャ哲学まで、壮大なスケールで展開される、技術と自然をめぐる哲学講義録。3.11に対する哲学からの根源的な返答がここに。
第1講 一九五〇年代の思想(原子力を考察した二人の思想家;核技術を巡る一九五〇年代の日本と世界の動き;ハイデッガーと一九五〇年代の思想)
[日販商品データベースより]第2講 ハイデッガーの技術論(技術と自然;フュシスと哲学)
第3講 『放下』を読む(「放下」;「放下の所在究明に向かって」)
第4講 原子力信仰とナルシシズム(復習―ハイデッガー『放下』;贈与、外部、媒介;贈与を受けない生;結論に代えて)
付録 ハイデッガーのいくつかの対話篇について―意志、放下、中動態
3.11で原子力の平和利用神話は崩れた。人間の叡智は原子力に抗し得なかった。哲学もまた然り。しかし、哲学者でただ一人、原子力の本質的な危険性を早くから指摘していた人物がいる。それがマルティン・ハイデッガー。並み居る知識人たちが原子力の平和利用に傾いていくなかで、なぜハイデッガーだけが原子力の危険性を指摘できたのか。その洞察の秘密はどこにあったのか。ハイデッガーのテキスト「放下」を軸に、ハンナ・アレントからギリシア哲学まで、壮大なスケールで展開される、技術と自然をめぐる哲学講義録。3.11に対する哲学からの根源的な返答がここに。