[BOOKデータベースより]
病気治療より護摩供養を優先、亡くなる直前に周囲の人に祈祷。その生き様に、心打たれる。
序章 阿闍梨さん最期の一日
第1章 死は終わりではない(口中の異変;病院嫌い ほか)
第2章 どんな回り道にも意味がある―仏道に生きるようになった理由(なりゆきというご縁;自然なまま、心のままでいいんだよ ほか)
第3章 自分の「本線」が定まると人は強くなれる―行も人生も無始無終(年齢制限を超えて、特例で修行を開始;「常行三昧」で歩き方を覚えた ほか)
第4章 普段着の阿闍梨さん(旅に出ると鞄が増える;阿闍梨さんのお汁粉 ほか)
2013年9月に惜しまれつつも亡くなった酒井雄哉大阿闍梨。
7年かけて約4万キロを歩き、間に9日間の断食、断水、不眠、不臥で真言を唱え続ける「堂入り」を行う苦行「千日回峰行」。
この行を2度満行した行者は、比叡山に文献が残る430年余りの歴史で酒井師を含め3人しかいない。
その酒井師が、亡くなる数時間前に言った最後の言葉は「人生を楽しく過ごしなさい」だった。
稀代の行者といえども、病との闘いは苦しくないはずがない。
しかし「苦を楽にするんだよ」と生前よく語っていた酒井師だからこそ、この言葉が出てきたのだ。
亡くなる数時間前に取り囲んだ人々に加持祈祷を施した酒井師の詳しい様子や、病との葛藤、死をどうとらえていたのかは、じつはほとんど知られていない。
本書には、これまでの書籍に掲載されてこなかった、最期の様子、言葉、自身の出家や千日回峰行について語った言葉、そして私的な海外旅行でのスナップも含めた秘蔵写真を収録。
ご逝去後、オール新原稿の書籍は初めてとなる。
死を見つめ、生を見つめる酒井大阿闍梨の真摯な姿勢に、私たちは自らの死生観を問い直す。
今の時代にこそ、その生き様を心に刻み、自らの生を精一杯生きていきたい。
■目次
序章 阿闍梨さん最期の一日
第1章 死は終わりではない
第2章 どんな回り道にも意味がある〜仏道に生きるようになった理由
第3章 自分の「本線」が定まると人は強くなれる〜行も人生も無始無終
第4章 普段着の阿闍梨さん
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