- はじまりの漱石
-
『文学論』と初期創作の生成
新曜社
服部徹也
- 価格
- 5,060円(本体4,600円+税)
- 発行年月
- 2019年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784788516434

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[BOOKデータベースより]
第1部 東京帝国大学文科大学英文学科という環境(新帰朝者夏目金之助―ロンドン留学と前任者小泉八雲の影;帝大生と「文学論」講義―受講ノートと時間割;「形式論」講義にみる文学理論の構想―「自己本位」の原点)
[日販商品データベースより]第2部 「文学論」講義と初期創作(シェイクスピア講義と幽霊の可視性をめぐる観劇慣習―「マクベスの幽霊に就て」から『倫敦塔』へ;“描写論”の臨界点―視覚性の問題と『草枕』;「間隔的幻惑」の論理―哲理的間隔論と『野分』;「集合的F」と「識域下の胚胎」―『二百十日』への一視点)
第3部 『文学論』成立後の諸相(漱石没後の『文学論』の受容とその裾野;張我軍訳『文学論』とその時代―縮刷本・『漱石全集』の異同を視座に;「文学の科学」への欲望―成〓吾の漱石『文学論』受容における“微分”)
難解で知られる漱石『文学論』だが、講義を聴いた学生たちのノートから考察すると、公刊されたものはかなり不完全であることがわかる。そこから『文学論』の実像に迫り、『草枕』などの初期創作との影響関係を探る。『文学論』初めての本格的研究書。