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[BOOKデータベースより]
パリという都市と、その街角を描きつづけた画家ユトリロにぶつけた、詩情ゆたかな文章群。そこには、読む者の共感をさそう追憶のパリと、まだ自分が何者かを知らずに苦闘する、言葉の旅人の最初期の「旅のかたち」がある。
何年も以前になるが…「モーリス・ユトリロ」
[日販商品データベースより]パンテオンの正面のゆるい坂…「タケシのパリ」
パリ断章1 “ここ以外ならどこへでも”と…「靴を投げて」
パリ断章2 パリですごすのに…「お酢とぶどう酒」
パリ断章3 パリにきてから数日ぶらぶらと…「季節の上に死ぬな」
パリ断章4 数年前、パリにいたとき、某夜、…「ドアと文学」
パリ断章5 夏の入りのパリ。…「革命はセーヌに流れた」
パリ断章6 某日、シャンゼリゼ大通りの…「続・思いだす」
ごぞんじのようにパリには…「声の狩人」
"パリは作家開高健にとって、20代の終わりに初めて訪れて以来何度も足を運んだ特別な場所。そのパリについて書かれたエッセイを選りすぐって編み直し、またほとんど知られていないユトリロについての評論と絵の解説を25点の絵とともに掲載した、開高健初めての「大人の絵本」です。
「はじめてパリへいったときは信じられなかった。歓喜が噴水のようにこみあげてきて、ホテルでおとなしく寝ていられたものではなかった。足の向くまま徹夜で歩きまわり、くたくたに疲れて夜明け頃、パンの香りや霧といっしょにホテルにもどった。壮大な石の森のような夜のパリを靴音たててさまよい歩き、暗がりから浮かびあがる紺地の町名板を読んで、これはどの本にでてきた町だ、あれは誰かが住んでいた町だと記憶をまさぐるのは愉しみだった。そして、一にも信じられず、二にも信じられず、三にも信じられなかった。」(本書「靴を投げて」より)
「数年前、パリにいたとき、某夜、知人のマダムにつれられて第16区のお屋敷町へでかけたことがあった。夜食をとるための小さな集りということだったが、知人のマダムは私に
“昔の金持ち""の家を見せてあげるわヨ、といった。
夜ふけに自動車でつれこまれたそのお屋敷はさながら苔むす屍であった。薔薇模様の鍛鉄の鉄門をギィとおして入ると、“中央参道""といいたくなるような白い砂利道があって、邸内には原生林にありそうな頑強、古怪な栗の木が幾本となく聳え、枯葉と苔の匂いがしめやかに漂っている。」(本書「ドアと文学」より)
2019年の没後30年から2020年の生誕90年にかけての1年間は「開高健TheYear」。開高健の豊穣なる文章の世界に触れてみませんか。解説は作家角田光代。
【本書の内容】
開高健とパリ――解説にかえて 角田光代
開高健・ユトリロ 関連地図
年譜 開高健とパリの旅
「モーリス・ユトリロ」
「タケシのパリ」
パリ断章1)「靴を投げて」
パリ断章2)「お酢とぶどう酒」
パリ断章3)「季節の上に死ぬな」
パリ断章4)「ドアと文学」
パリ断章5)「革命はセーヌに流れた」
パリ断章6)「続・思いだす」
「声の狩人」"