この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 資源国家と民主主義
-
価格:7,480円(本体6,800円+税)
【2016年09月発売】
- 中国の外交と国連システム
-
価格:5,940円(本体5,400円+税)
【2025年03月発売】
- 現代ペルーの政治危機
-
価格:3,850円(本体3,500円+税)
【2024年02月発売】
- 21世紀ラテンアメリカの挑戦
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2015年03月発売】
- 現代ドイツ政治
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2014年11月発売】
[BOOKデータベースより]
戦時下にだまされて日本に連れて来られ、給料も支払われずに過酷な労働を強いられた13歳の少女。戦後、韓国に戻ってからも、日本で被った苦痛を忘れることなどできず、無償労働を強いた日本企業を相手に慰謝料の支払いを求めつづけました。そしてそれがようやく裁判で認められました。この問題は日韓両国の国家間の問題として考えられがちですが、何よりも一番考えるべきことは、過酷な被害を受けた彼女らが、13歳から今日に至るまで救済されずに放置されてきたということではないでしょうか。韓国大法院は彼女らの訴えをどうして認めたのか、判決を読み解き、考えてみませんか。
第1章 徴用工裁判韓国大法院判決を知る(判決の概要:2018年10月から韓国の裁判所で、日本企業に対して強制動員被害者への賠償を命じる判決が何件か出されました。これらはどのようなものだったのでしょうか?;判決が認定した労働実態:韓国で勝訴した原告らは、どのような体験をした人たちなのでしょうか? ほか)
[日販商品データベースより]第2章 背景事情を知る(強制動員の規模・背景:「強制動員」とは、いつごろ、どのような規模で行われたのでしょうか?このようなことが行われた背景にはどんなことがあったのですか?;様々な形態の強制動員:「募集」「官斡旋」「徴用」「女子勤労挺身隊」とはどのような制度ですか?それはどのように実施されましたか?)
第3章 日韓請求権協定の内容と解釈を知る(協定の内容:日韓請求権協定とは何ですか?;協定締結過程:請求権協定の締結過程では、徴用工問題について、どのような話し合いがされたのですか? ほか)
第4章 徴用工裁判を深く知る(韓国大法院判決と日韓両国の日韓請求権協定解釈の変遷)
資料
日本の植民地主義のもと徴用工として働かされた韓国(当時:朝鮮)の人々に対し慰謝料を払うよう命じた、2018年10月の韓国大法院判決は、大きな波紋を呼んだ。日本国内では、「日韓請求権協定で解決済みの問題を、蒸し返すな」といった取り上げられ方が目立った。
しかし、本当に請求権協定で「解決済み」だったのだろうか。
今回の大法院判決を読み解き、請求権協定の締結過程やその後の解釈の変遷を調べると、日韓両国の政府や裁判所の態度が変遷し、その狭間で救済を受けられなかった被害者の苦闘が見えてくる。
本書では、何よりも、被害者の人権を救済するという視点からこの問題を捉え、救済策を考える。
帯文:
戦時下にだまされて日本に連れて来られ、給料も支払われずに過酷な労働を強いられた13歳の少女。戦後、韓国に戻ってからも、日本で被った苦痛を忘れることなどできず、無償労働を強いた日本企業を相手に慰謝料の支払いを求めつづけました。そしてそれがようやく裁判で認められました。
この問題は日韓両国の国家間の問題として考えられがちですが、何よりも一番考えるべきことは、過酷な被害を受けた彼女らが、13歳から今日に至るまで救済されずに放置されてきたということではないでしょうか。韓国大法院は彼女らの訴えをどうして認めたのか、判決を読み解き、考えてみませんか。