- 漢方医学
-
「同病異治」の哲学
講談社学術文庫 2574
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2019年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065169490
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[BOOKデータベースより]
江戸時代に吉益東洞(一七〇二‐一七七三)が礎をつくり、華岡青洲(一七六〇‐一八三五)が西洋医学と融合させ、独自の進化を遂げた日本漢方医学。同じ病でも人により治療が異なる「同病異治」の哲学とは何か?超高齢社会で多病を抱える患者への対応、がん治療への補助療法としての期待が高まる今、病との付き合い方を変える、東洋思想医学の可能性を考察する。
第1章 漢方とは何か
[日販商品データベースより]第2章 漢方という「思想」
第3章 現代漢方の使い方―「治療」の章その一
第4章 漢方による実際の治療例―「治療」の章その二
第5章 漢方を賢く使用する方法
第6章 漢方医学の抱える課題
江戸時代に吉益東洞(一七〇二−一七七三)が礎をつくり、華岡青洲(一七六〇−一八三五)が西洋医学と融合させ、独自の進化を遂げた日本漢方医学。同じ病でも人次第で治療が変わる「同病異治」の哲学とは何か? 高齢化社会で多病を抱える患者への対応、200種を超える生薬を組み合わせ、がん治療の補助療法としての期待も高まる今、病との付き合い方を変える、東洋思想医学の可能性を考察する。
漢方では関節リウマチであっても一人一人、また昨日と今日ではその性質が違うと考える。こうした極めて東洋的な考え方は、これからの医療を考える上で重要であろう。西洋の文化が直線的で四角定規であるのに対し東洋の文化は曲線であり、円である。わが国が担うべきは、単に薬という物質的なものだけでなく、文化的・精神的な考え方もひっくるめた、真の東西医学の融合ではないだろうか――「まえがき」より
本書は2013年、講談社選書メチエより『漢方医学』の題名で刊行されました。