- 紀貫之
-
文学と文化の底流を求めて
東京堂出版
大野ロベルト
- 価格
- 8,580円(本体7,800円+税)
- 発行年月
- 2019年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784490210156

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[BOOKデータベースより]
「言の葉」の哲学者である貫之は、和歌から日記文学まで、縦横無尽に日本語で思考し、遊んだ―『古今和歌集』『後撰和歌集』『拾遺和歌集』『土佐日記』『貫之集』など、貫之の遺したテクストを徹底的に読み込み、日本の古典文学研究、ひいては文化研究へ一石を投じる意欲作!
序章 現代に生きる私たちが貫之について考えるということ
[日販商品データベースより]第1章 貫之の時代
第2章 貫之の歌学
第3章 貫之の企図―『古今和歌集』
第4章 貫之の物語―『後撰和歌集』
第5章 貫之の権威―『拾遺和歌集』
第6章 貫之の正典化
第7章 貫之の実践―『土佐日記』
第8章 貫之の伝記―『貫之集』
第9章 貫之の残響
「土佐日記」の作者として知られる、歌人紀貫之が残した膨大なテクストの分析から、和歌をめぐる思想の発展や、和歌にによって培われた日本語の表現力が散文へと活かされてゆく過程を検討しつつ、意味・音声・文字の重層的な連想を通して意味作用を深めていく和歌の本質を明らかにする。
本書は理論的なアプローチを通して、古典文学を近現代あるいは外国の文学とも接続しやすい形で論じたものであり、
これまでの紀貫之研究とは一線を画すものである。