ヒト、犬に会う

言葉と論理の始原へ
講談社選書メチエ　７０５

講談社
島泰三　

• 価格: 1,925円（本体1,750円＋税）
• 発行年月: 2019年07月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784065166444

内容情報

[BOOKデータベースより]

人間は自分たちだけで文明への階梯を上がって来たのではない。一万五〇〇〇年前、東南アジアの川辺での犬との共生の始まり。ニッチを見出す途上にあったお互いの視線の重なりが、弱点を補完し合い、交流を促し、文明と心の誕生を準備した。オオカミは人間を振りかえらないが、犬は振りかえる。人間は幻想や感情で判断するが、犬は論理的に判断する。犬は人の言葉を理解し、人の心を読み、人の窮地を救う―。人間と犬、運命共同体としての関係の特異性と起源を探る。

序章　イノシシ猟の衝撃―二〇一一年二月二三日
第１章　犬への進化
第２章　イヌ、ヒトに会う
第３章　犬の力
第４章　「ことば」はどのように生まれたか
第５章　こんなことが信じられるか？

[日販商品データベースより]

人間は自分たちだけで文明への階梯を上がって来たのではない。
一万五〇〇〇年前、東南アジアいずれかの川辺での犬との共生。
ニッチを見出す途上にあったお互いの視線の重なりが、
弱点を補完し合い、交流を促し、文明と心の誕生を準備した。
オオカミは人間を振り返らないが、犬は振り返る。
人間は幻想や感情で判断するが、犬は論理的に判断する。
犬は人の言葉を理解し、人の心を読み、人の窮地を救う――
人間と犬、運命共同体としての関係の特異性と起源を探る。