- アラン島 新装版
-
THE ARAN ISLANDS
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2019年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784622088394
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[BOOKデータベースより]
百年以上も前のこと、パリで冴えない日々を送っていた文学青年シングは、詩人イェイツにすすめられてアイルランドの西、ゴールウェイ湾のアラン諸島を訪れた。酒場や民家の炉辺で島人たちとの付き合いを深め、古老の語る逸話に引き込まれる。荒海に島カヌーで乗り出し、漕ぎ手たちと生死を共にすることもあった。シングが弾くフィドルで島人が踊ることもある。その暮らしぶりと、おじいの語りを誠実に書き留めた青春紀行文学の古典の、瑞々しい新訳。詩人の弟ジャック・イェイツの挿絵つき。
[日販商品データベースより]「僕はアランモアにいる。暖炉にくべた泥炭の火にあたりながら、僕の部屋の階下にあるちっぽけなパブからたちのぼってくるゲール語のざわめきに、耳を澄ませているところだ」
19世紀末、文学の道を志しながらも、パリでさえない日々を送っていたJ.M.シング。友人イエィツにすすめられ、アイルランド辺境のアラン諸島に渡ったシング青年は、おじいたちから島にのこる数々の伝承を聞き、酒場や民家の炉端で島人とのつきあいを深め、またあるときは荒海に乗り出した島カヌー(カラッハ)で漕ぎ手たちと生死をともにする。
苛酷な自然の中で独自の文化を育み、たくましく生きる島人たち。その暮らしぶりを誠実に記録した紀行文学の傑作を、気鋭のアイルランド文学者によるみずみずしい新訳でお届けする。