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[BOOKデータベースより]
道元禅師の真筆が弟子の代筆と誤解されている。道元の書について、初めて筆跡鑑識により、真相を究明。その書が道元の基本思想に基づいた必然の書であったことを明らかにする。
はじめに―論考の要点と概略
[日販商品データベースより]筆跡の鑑識―鑑識の方法
「月見の像」の検討
「身現円月相」の「鏡の御影」
「鏡の御影」像容と性格
「普勧坐禅儀」の性格と書風
筆跡の鑑識
不染汚の修証を具現する書
書風の変移と鑑識の要点
羅漢供養講式稿本断簡
最晩年の遺墨『佛遺教経』
禅林墨跡と道元の書
不染汚の修証と禅芸術論
『正法眼蔵辨道話』
道元の思想と「坐禅儀」の変移
道元の入越と白山越前修験道
道元の教化と宗教都市平泉寺
平泉寺修験に対する教化
道元と本覚思想
白山修験と達磨宗僧団
道元の出家主義と白山越前修験道
入越にみる教説の変革と機の教化
道元と北条時頼
道元の思想と対機の教化
教化における「法と機」
大いなる伝道の書『法華経』
十二巻本『正法眼蔵』と機の教化
十二巻本『正法眼蔵』の要諦
曹洞宗開祖・道元(1200?1253)の「書」が道元の「思想」にもとづく必然の書であることについて、はじめて科学的で具体的な筆跡鑑識の方法により、「書風、書法の分析」をもとに解明する。
近年盛んな論争をひきおこしている「道元は晩年になって思想を変改したのか否か」という問題(『正法眼蔵』の教説が晩年の『十二巻本』において変化、逆転し矛盾を生じている)について考察すると共に、その書においても変移が認められることを詳述する。
越前に入った道元の最初の教化の対象が「白山修験」となったのは、緊急にして重要な課題が生じたからとみる説(その教義に道元が最も忌避排除すべき「中古天台本覚思想」に通じるところがあるため)を提示。併せて白山越前馬場平泉寺に関する証跡(「清僧と妻帯僧の共存」「金山の採掘」「源平の争乱にも加担した六千坊」等)についても初めて取り上げる。 道元の真筆をはじめとする図版を多数収録。