- ひらく 生命科学から生命誌へ
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- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2019年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784865782264
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[BOOKデータベースより]
生命を“分子の機械”と捉える生命科学への疑問から創出した新しい知「生命誌」。「生命誌」は、ゲノムを基本に、人間も含むあらゆる生物の“歴史”と“関係”を読み解く。ヒトクローン、遺伝子組換えなどの現代生物学の問題に、科学と日常の眼で答える。
1 生命科学から生命誌へ(ゲノムとは何か―生命の謎に挑む;「生きている」とはどういうことか―生命科学から生命誌へ;科学の呪縛を解く;生命誌から持続可能性を考える;生命科学による機械論から生命論へ ほか)
[日販商品データベースより]2 生命誌の扉をひらく(生命科学から生命誌へ;人間と自然の関係;文化としての科学;生命の物語;ヒトゲノム・プロジェクト ほか)
21世紀の新しい知「生命誌」
生命を“分子の機械”と捉える生命科学への疑問から創出した新しい知「生命誌」。
「生命誌」は、ゲノムを基本に、人間も含むあらゆる生物の“歴史”と“関係”を読み解く。
ヒトクローン、遺伝子組換えなどの現代生物学の問題に、科学と日常の眼で答える。
「科学」は今、科学技術に吸収され、経済効果だけが求められるようになってきています。とくに生命科学でそれが目立ちます。しばらく前までは生物学は役に立つ学問とはされていませんでした。けれどもDNA研究が進み、そこから技術が生まれると、新しい芽生えであるだけに期待も大きく、時代の流れに乗って科学技術として評価される研究――主として医学に近い研究が主流になりました。
科学技術となると、特許を求めての競争、経済効果での評価が優先します。生きているってどういうことだろうと問うたり、生きものを見ているとおもしろいと感じたりする喜びからは遠くなっていきました。
科学技術に吸収されない新しい知として考えだしたのが「生命誌」です。五〇代も半ば近くになって、やっと自分で考え、自分でつくりだしたものを世に問うことができました。(本文より)