- 再公営化という選択
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世界の民営化の失敗から学ぶ
山本太郎/トランスナショナル研究所 堀之内出版 鍬谷書店
岸本聡子 オリビエ・プティジャン- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2019年01月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784906708826
[BOOKデータベースより]
はじめに 語られていない話(岸本聡子&オリヴィエ・プティジャン)
第1章 フランスの再公営化―民間の失敗を経て、民主的で持続可能な公共サービスを地域で再構築する(オリヴィエ・プティジャン)
第2章 ラテンアメリカにおける再国有化の今日的な動機(エムリサ・コルバート)
第3章 貿易投資協定に署名できない835の理由(ラビニア・ステインフォート)
第4章 ノルウェー―社会サービスを自治体の手に取り戻す(ビヨン・ペタセン&ニナ・モンセン)
第5章 ドイツ&オーストリア―労働者にとっての再公営化(ラウレンシアス・テアジック)
第6章 潮流に抗するインドの脱民営化―すべての人に不可欠なサービスを(ベニー・クルビラ)
第7章 官民連携の危険な幻想を解明する(マリア・ホセ・ロメロ&マチュー・フェアフィンクト)
第8章 私たちの送電網―ドイツにおけるエネルギーの再公営化動向(ソーレン・ベッカー)
第9章 30年の民営化を経て―公的所有が政治課題となったイギリス(デビット・ホール&キャット・ホッブス)
第10章 スペイン、カタルーニャ地方―民主的な公営水道を取り戻す市民運動の波(ミリアム・プラナス)
まとめ 公共サービスの未来を創り始めた自治体と市民(オリヴィエ・プティジャン&岸本聡子)
付録
本書は2017年に発行された「Reclaiming Public Services: How cities and citizens are turning back privatisation」の日本語版である。民営化することで高額化したり生活に必要なインフラが劣化することを避けるために、生活に必要なものは何かを見極め、社会、環境、気候変動への課題に対応するため、公共サービスを市民の手に取り戻したり、より効率的な公共サービスを提供する試みが進められている、その調査をまとめたレポート集。最新のデータを元に、最新の理論が展開されている貴重な1冊。
なお、こちらの書籍は下記のウェブサイトにてPDFが無料公開されております。
https://www.tni.org/en/RPS_JP
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