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[BOOKデータベースより]
「自然主義」と呼ばれた作品群は、「言えない」を主題とする小説として生まれ、いつしか赤裸々な「自分のこと」を告白する私小説へと変貌する。いま最も読まれなくなった文豪の代表作―島崎藤村『破戒』が達成したものと、国木田独歩『武蔵野』によって開かれた地平とは何か?「自然主義」との関わりから近代文学の核心に迫る第二部「「自然主義」と呼ばれたもの達」。そして、明治の始まる前年に生まれた夏目漱石、尾崎紅葉、幸田露伴、正岡子規、一つ年下の北村透谷らの作品を読み解く第三部では、明治を生きた第一世代の群像を「近代」と「前近代」の相克として活写する。西洋由来の「近代」を受け入れた日本人が何を求めたのか、その一方で「近代」によって失われたものとは何か、その謎と実相に迫る「明治二十年代の作家達」。橋本治による「近代」「文学」論の完結編。
第2部 「自然主義」と呼ばれたもの達(承前)(「秘密」を抱える男達;国木田独歩と「自然主義」;とめどなく「我が身」を語る島崎藤村)
第3部 明治二十年代の作家達(青年と少年の断絶;北村透谷と浪漫主義;北村透谷のジレンマ;紅露時代)
近代が来てどんないいことがあると思っていたのだろうか?