漢帝国ー４００年の興亡

中公新書　２５４２

中央公論新社
渡邉義浩　

• 価格: 968円（本体880円＋税）
• 発行年月: 2019年05月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784121025425

内容情報

[BOOKデータベースより]

漢字、漢民族という表現が示すように、漢は中国を象徴する「古典」である。秦を滅亡させ、項羽を破った劉邦が紀元前２０２年に中国を統一（前漢）。武帝の時代に最盛期を迎える。王莽による簒奪を経て、紀元後２５年に光武帝が再統一（後漢）。２２０年に魏に滅ぼされるまで計４００年余り続いた。中国史上最長の統一帝国にして、中国を規定し続けた「儒教国家」はいかに形成されたのか。その興亡の歴史をたどる。

第１章　項羽と劉邦―時に利あらず
第２章　漢家の拡大と黄老思想―「無為」の有用性
第３章　漢帝国の確立―武帝の時代
第４章　漢家から天下へ―「儒教国家」への始動
第５章　「古典中国」への胎動―王莽の理想主義
第６章　「儒教国家」の成立―「古典中国」の形成
第７章　後漢「儒教国家」の限界―外戚・宦官・党人
第８章　黄天　当に立つべし―三国志の始まり
終章　漢帝国と「古典中国」

[日販商品データベースより]

漢字、漢民族という表現が示すように、漢は中国を象徴する「古典」である。秦を滅亡させ、項羽を破った劉邦が紀元前202年に中国を統一（前漢）。武帝の時代に最盛期を迎える。王莽の簒奪を経て、紀元後25年に光武帝が再統一（後漢）。220年に魏に滅ぼされるまで計400年余り続いた。
中国史上最長の統一帝国にして、中国を規定し続けた「儒教国家」はいかに形成されたのか。その歴史と思想潮流をたどる。