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20世紀東アジアの経済発展
京都大学学術出版会 堀和生 萩原充
点
少子高齢化や過疎による社会の疲弊、エネルギー多消費による環境破壊等―現在の東アジアは成長後の特異な状況を抱えている。この状況に対峙するために、成長の特質を知る必要があろう。本書は東アジアの奇跡を単なる後進国の先進国へのキャッチアップとしてみるのではなく、工業化を中心とした独自の発展経路として描き出しその本質を探る。
第1部 東アジア経済発展論の視角(東アジアの経済発展―日本、台湾、韓国;中国近現代経済史をどう捉えるか;東アジア工業化の国際環境と戦後日本;高度成長下における日本の貿易と総合商社;日本の高度経済成長と資源政策構想;論評 東アジア経済研究の学術的価値と現代的意義;論評 「小農社会」工業化論の世界史的意義)第2部 東アジアと中国の工業化(中国の一次産品輸出 開港から国共内戦期まで;中国の繊維産業―技術者養成からの視点;中国の重工業化―上海市の鉄鋼業を事例として;中国タバコ産業の発展と市場形成(1927〜1937年);論評 工業化が持つ意味;論評 中国農業の成長と構造転換)第3部 戦後東アジア社会経済の再編成と石油産業(東アジアにおける近代的エネルギー供給構造の特徴;韓国精油産業の成立とオイルメジャー;国家と石油開発政策―1950‐1970年台湾における中国石油公司を例に;「資源小国」の自給戦略―1930‐1950年代の中国石油産業;論評 東アジア石油産業史研究の扉を開ける第一歩;論評 戦後石油精製技術と日本賠償)
20世紀の世界経済において、最も大きな変化の一つは東アジアの経済的な台頭である。かつて「遅れ」や停滞と捉えられたこの地域は、欧米が経験しなかった高度成長によって今では世界工業の中心地となった。この経済のダイナミズムは、1世紀に及ぶ歴史の到達点であることを見逃してはならない。対立的に扱われてきた日本と中国を同じ舞台に乗せることで見えた、中国・日本・韓国・台湾等の単なる「束」ではない東アジア地域。その構造的特徴と未来を見通す、経済史待望の一書。
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[BOOKデータベースより]
少子高齢化や過疎による社会の疲弊、エネルギー多消費による環境破壊等―現在の東アジアは成長後の特異な状況を抱えている。この状況に対峙するために、成長の特質を知る必要があろう。本書は東アジアの奇跡を単なる後進国の先進国へのキャッチアップとしてみるのではなく、工業化を中心とした独自の発展経路として描き出しその本質を探る。
第1部 東アジア経済発展論の視角(東アジアの経済発展―日本、台湾、韓国;中国近現代経済史をどう捉えるか;東アジア工業化の国際環境と戦後日本;高度成長下における日本の貿易と総合商社;日本の高度経済成長と資源政策構想;論評 東アジア経済研究の学術的価値と現代的意義;論評 「小農社会」工業化論の世界史的意義)
[日販商品データベースより]第2部 東アジアと中国の工業化(中国の一次産品輸出 開港から国共内戦期まで;中国の繊維産業―技術者養成からの視点;中国の重工業化―上海市の鉄鋼業を事例として;中国タバコ産業の発展と市場形成(1927〜1937年);論評 工業化が持つ意味;論評 中国農業の成長と構造転換)
第3部 戦後東アジア社会経済の再編成と石油産業(東アジアにおける近代的エネルギー供給構造の特徴;韓国精油産業の成立とオイルメジャー;国家と石油開発政策―1950‐1970年台湾における中国石油公司を例に;「資源小国」の自給戦略―1930‐1950年代の中国石油産業;論評 東アジア石油産業史研究の扉を開ける第一歩;論評 戦後石油精製技術と日本賠償)
20世紀の世界経済において、最も大きな変化の一つは東アジアの経済的な台頭である。かつて「遅れ」や停滞と捉えられたこの地域は、欧米が経験しなかった高度成長によって今では世界工業の中心地となった。この経済のダイナミズムは、1世紀に及ぶ歴史の到達点であることを見逃してはならない。対立的に扱われてきた日本と中国を同じ舞台に乗せることで見えた、中国・日本・韓国・台湾等の単なる「束」ではない東アジア地域。その構造的特徴と未来を見通す、経済史待望の一書。