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[BOOKデータベースより]
日本近代文化の発展に必要だったのは、無から有を生み出す創業の精神。
第1章 “構想力”の基礎―上野房五郎の知識集積時代(混迷の時代を切り拓くもの;房五郎の幼少期 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 成否を決する“構想力”の条件―巻退蔵の幕末の動き(ロシア軍艦、対馬占領事件;「亀山社中」を先取りしていた退蔵 ほか)
第3章 構想力を伸ばすには―旧幕臣・前島来輔の考え方(鳥羽・伏見の戦い;来輔が打つ、次善の手とは?! ほか)
第4章 次世代へつなぐ“構想力”―前島密が実践した明治維新(四面楚歌の中、駅逓権正に就任;“構想力”による郵政革命 ほか)
終章 “構想力”の伝承―その後の前島密(官営とすべきか、民営とすべきか;鉄道か電話か ほか)
明治はじめ、日本に郵便の仕組みを築いた前島密。「日本近代郵便の父」と呼ばれ、現在でも1円切手の肖像として有名です。前島密は郵便の創業者としてその名を不動のものとしていますが、郵便関連のほか、江戸遷都、国字の改良、海運、新聞、電信・電話、鉄道、教育、保健など、その功績は多岐にわたります。
混迷の中にあった明治維新で前島密は奇跡のような実力、無から有を生み出す“構想力”をもって卓越した功績をあげました。本書ではこの大いなる“構想力”を分析。明治維新と同じく混迷の中にある現在の悩めるビジネスマン、経営者に発揮すべき“構想力”のヒントを示し、導きます。