- 壱人両名
-
江戸日本の知られざる二重身分
NHK BOOKS 1256
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2019年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140912560
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 近世社会と壱人両名
-
価格:13,200円(本体12,000円+税)
【2020年08月発売】
- お白洲から見る江戸時代
-
価格:1,078円(本体980円+税)
【2022年06月発売】
- 刀の明治維新
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2018年08月発売】
- 異世界と転生の江戸
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2019年10月発売】
[BOOKデータベースより]
江戸時代の「身分」は、世襲で、固定されていたといわれる。しかし実際には、自在に身分をまたぐ人々が全国に大勢いた。百姓が、ある時は裃を着て刀を差し、侍となって出仕する―周囲はそうと知りながら咎めず、お上もこれを認めている。なぜそんなことが、広く日本各地で行われていたのか?本書は、名もなき人々の言動を生き生きと再現しながら、「融通を利かせて齟齬を解消する」ことを最優先する江戸時代特有の秩序観を浮かび上がらせていく。近世日本の知られざる実態を巧みに描き出す瞠目の書!
序章 二つの名前をもつ男
[日販商品データベースより]第1章 名前と支配と身分なるもの
第2章 存在を公認される壱人両名―身分と職分
第3章 一人で二人の百姓たち―村と百姓の両人別
第4章 こちらで百姓、あちらで町人―村と町をまたぐ両人別
第5章 士と庶を兼ねる者たち―両人別ではない二重身分
第6章 それですべてがうまくいく?―作法・習慣としての壱人両名
第7章 壊される世界―壱人両名の終焉
終章 壱人両名とは何だったのか
身分制は“建前”に過ぎなかった!
江戸時代の身分はピラミッド型の「士農工商」で一生変えられない─。こんな“常識”はもう古い! ある時は侍、ある時は百姓、と自在に身分を変える「名もなき男たち」が全国に無数にいた。彼らはなぜ別人に成りすますのか? お上はなぜそれを許容したのか?期待の新鋭が常識を覆す、仰天の日本史!