- 断絶のコミュニケーション
-
- 価格
- 4,180円(本体3,800円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784894769618
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 華僑・華人を知るための52章
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2023年04月発売】
- 現代内モンゴル牧畜地域社会の実態
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2023年03月発売】
- アトランタ・ノースカロライナ・サウスカロライナ・テネシー・アラバマ・テキサス便利帳 VOL.19
-
価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2023年06月発売】
- 北朝鮮と観光
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2019年07月発売】
[BOOKデータベースより]
ナチことばに隠されたHypertexte性は何を引き起こすのか?政治的言語は断絶するしかないのか?トルコ系移民の葛藤するドイツ語―。コミュニケーション不全の状況であらわれる、様々な断絶―ナチ体制下の言語、プロパガンダとしての映画、ナチズム克服の言説、「フクシマ」報道、ヘイトスピーチ…。そもそも「コミュニケーション」は可能なのか?コミュニケーションが成立しないことを前提に、問題を捉えなおす。
第1部 ナチズムと言語(ドイツ語の「武装解除」はできるか?;国民社会主義のメディア研究に向けた視座;二重の美化―『意志の勝利』のプロパガンダ性をめぐって;戦後ナチ批判言説のはじまり―「集団の罪」の追及と反撥;ドイツ再統一と政治的言説の変容―国民の「不一致的統合」とある学問的スキャンダル;透かし彫りのナチ語彙―AfD党幹部ビョルン・ヘッケの言説をめぐって)
[日販商品データベースより]第2部 現代社会と言語(ドイツの「フクシマ」報道と新聞読者の反応―または社会を分断する言葉の流通;トルコ系移民のドイツ語―ドイツ社会における実態と認知をめぐって;難民・移民をめぐるコミュニケーション―「対抗する談話」構築のための予備的考察;ヘイトスピーチに関する社会言語学的考察;そもそもコミュニケーションは成り立っているのか?―「言語の檻」を超えるしくみ)
ドイツ語という言語を切り口に、社会、歴史、文化の問題を論じるシリーズ第1巻。第1部「ナチズムと言語」では、言語学史、メディア学、芸術論の観点からナチズムを分析。現代に至るナチズムの言説を再検討する。第2部「現代社会と言語」では、報道文や移民の言語、ヘイトスピーチ、また現代社会でそもそもコミュニケーションは可能かという問題に切り込む。
執筆者:大宮勘一郎、川島隆、佐藤卓己、高田博行、田中克彦、田中翔太、田中愼、田野大輔、野呂香代子、初見基、山下仁