- 遠藤周作と探偵小説
-
痕跡と追跡の文学
南山大学学術叢書
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784764274334
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[BOOKデータベースより]
遠藤文学の根源に探偵小説あり。それは、痕跡を追跡するスリルとミステリーに満ちたもの。神を追う人間と神に追われる人間を語る遠藤文学を、新しい視点で俯瞰する!
第1章 「芸術体験」としての探偵小説(遠藤周作論の脱構築;探偵小説との出会い)
[日販商品データベースより]第2章 遠藤文学の探偵小説的構造(「影なき男」を読む;探偵小説作家としての遠藤周作;遠藤文学の横糸と縦糸)
第3章 なぜ探偵小説なのか(痕跡の追跡としての探偵小説;技法を問う作家―小説家と批評家としての遠藤周作;探偵小説という技法)
第4章 遠藤文学における「痕跡の追跡」の諸相(リヨンの犯罪学者E.ロカール―遠藤の痕跡理解の淵源;神を追跡する人・人を追跡する神)
第5章 探偵小説として読む『沈黙』(フェレイラの棄教―「出発点における不可思議性」;井上筑後守とロドリゴ―「中道に於けるサスペンス」;最期の切支丹司祭―「結末の意外性」;なぜ『沈黙』は「切支丹屋敷役人日記」で締めくくられたのか;結論の代わりに―今後の遠藤研究のための提言)
遠藤文学の根源に探偵小説あり
痕跡を追跡するスリルとミステリーに満ちた探偵小説。神を追う人間と神に追われる人間を語る遠藤文学を、新しい視点で俯瞰する一冊。南山大学学術叢書として刊行。
「神様は、最後に私たちをドンデン返しさせてくれることがある。……私の小説も、人生も、やはりミステリー小説です」(遠藤周作)