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- 中台関係のダイナミズムと台湾
-
馬英九政権期の展開
研究双書 No.639
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784258046393
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[BOOKデータベースより]
序章 中台関係のダイナミズムと台湾の政治経済変動
[日販商品データベースより]第1章 「両岸三党」政治とクライアンテリズム―中国の影響力メカニズムの比較政治学的分析
第2章 「恵台政策」のポリティカル・エコノミー
第3章 馬英九政権期における中台関係の緊密化と台湾の安全保障―平和協議と台湾海峡の「現状維持」をめぐる問題
第4章 馬英九政権期における台湾経済のグローバル化の特徴と影響―陳水扁政権期との比較分析を通じて
第5章 台湾の若者の職業選択と中台関係―若者は高給を求めて中国に向かうのか
本書では、馬英九政権の8年間(2008〜2016年)に着目して、中台関係のダイナミズムと台湾の政治・経済の変動を分析した。馬英九政権は、民進党の陳水扁政権(2000〜2008年)からの政権交代によって成立し、急ピッチで中国との関係改善を果たしたものの、2014年の「ひまわり学生運動」によって打撃を受け、2016年の総統選挙では、民進党・蔡英文政権に政権の座を譲り渡した。馬英九政権の8年の歩みには、中国との安定的な関係を求める台湾の人びとの声と、中国による併呑を断固として拒むアイデンティティのせめぎあいが色濃く反映されている。本書では、この時期の分析を通じて、中台関係のダイナミクスと台湾の政治・経済の動きの相互作用を分析する。