- 豊かさ幻想
-
戦後日本が目指したもの
角川選書 615
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784047036697
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[BOOKデータベースより]
「幸福な暮らし」とは何だろう。昭和どころか平成すらも終わろうとしている今、戦後の占領期の、「開発すれば、大規模なイベントをすれば、遮二無二働けば豊かになる」という考え方が再び頭をもたげているようにも思われる。アメリカ博覧会、国土開発プロジェクト、公害などの歴史をひもとくことで、開発、発展、生産性という言葉が、日本において豊かさや幸福とどのように結びつけられてきたのか、その来歴を考え、現代への警笛を鳴らす。
序章 「豊かさ」の夢
[日販商品データベースより]第2章 アメリカ的な豊かさと展示される事物―空間の地政学
第3章 国土開発、産業化と豊かさへの確信―空間の文化・政治・経済学
第4章 道路開発と豊かさへの幻想―国土空間のネットワーク化と物質化
第5章 性と生―家族計画と身体空間への介入
第6章 物質的豊かさと収奪される身体空間
第7章 港都四日市の輝ける未来と公害―イデオロギー装置としての風景
第8章 豊かさという幻想の虚構性(から目覚める)
終章 「昭和」を終わらせる力に抗して
「幸福な暮らし」とは何だろう。昭和どころか平成すらも終わろうとしている今、戦後の占領期の、「開発すれば、大規模なイベントをすれば、遮二無二働けば豊かになる」という考え方が再び頭をもたげているようにも思われる。アメリカ博覧会、国土開発プロジェクト、公害などの歴史をひもとくことで、開発、発展、生産性という言葉が、日本において豊かさや幸福とどのように結びつけられてきたのか、その来歴を考え、現代への警笛を鳴らす。
【目次】
序 章 「豊かさ」の夢
第二章 アメリカ的な豊かさと展示される事物―空間の地政学
第三章 国土開発、産業化と豊かさへの確信―空間の文化・政治・経済学
第四章 道路開発と豊かさへの幻想―国土空間のネットワーク化と物質化
第五章 性と生―家族計画と身体空間への介入
第六章 物質的豊かさと収奪される身体空間
第七章 港都四日市の輝ける未来と公害―イデオロギー装置としての風景
第八章 豊かさという幻想の虚構性(から目覚める)
終 章 「昭和」を終わらせる力に抗して