- 「わたし」と平成
-
激動の時代の片隅で
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784845918287
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[BOOKデータベースより]
プリクラの開発者、新橋の靴磨き、戦争の語り部、被災者、老舗喫茶店主、離島の灯台守、ホストクラブ経営者、遺品整理業、94歳の現役助産師、救急救命士…。30人の語るそれぞれの30年を通じて、平成という一時代の終わりとその先を見つめる。
第1章 生み出す人々
[日販商品データベースより]第2章 大都会の雑踏で
第3章 わが道をゆく
第4章 変わる、変える
第5章 語り継ぎたい
第6章 命をつなぐ
Yahoo!ニュース 人気企画、待望の書籍化!
プリクラの開発者、新橋の靴磨き、戦争の語り部、
被災者、老舗喫茶店主、離島の灯台守、
ホストクラブ経営者、遺品整理業、
94歳の現役助産師、救命救急士……
30人の語るそれぞれの30年を通じて、
平成という一時代の
終わりとその先を見つめる。
朝井リョウ、DOZAN11(元・三木道三)、森達也の
特別インタビュー掲載。
バブル崩壊から始まった平成の時代。
事件や災害、社会制度の変革、技術の急速的な進歩など、
あらゆる「当たり前」が揺らぐ中でわたしたちは生きてきました。
都会や地方、職場や家庭で日々を生き抜く人々には、
それぞれに忘れられない思い出や貴重な体験があります。
多種多様な人々が何を思い、何を糧にしてきたか。
そうした個人の「肉声」に耳を傾けることで、
次の時代に進む私たちが生きるための道標となることでしょう。
生き方や価値観が多様化したいま、
埋もれがちな個人史をすくい上げることで、
そこから浮かび上がる「平成」という時代を振り返ります。
「人の流れが速いわねぇ。みんな、足が速くなったわね。ゆっくりする暇がないんだか、ちゃっちゃちゃっちゃ通りますよ。前はね、この辺で、3人くらいで並んでしゃべっている女の人もいたけど、もうね、じっとしてる人を見なくなった。ゆったりしてるところがないの。みんな大変だよね。家のローンも、携帯代も払わなきゃなんない。世の中のものが豊富にあり過ぎるのよね。みんなが買えば真似して欲しがるし。お金かかるから、一生懸命働かなきゃね。一生懸命だから足も速くなるのかね」
靴磨き 中村幸子さん(87) 東京・新橋
(本文より)