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[BOOKデータベースより]
『春と修羅』挽歌群の最高峰「青森挽歌」全篇の音数律と楽曲的な主題構成を分析し、賢治文学の反語性・多声性の源泉を(キリスト教との接触の諸相を読解しつつ)日本仏教の「本覚」的な性向へと遡り、仏教思想が「心象スケッチ」を主観性の表出から離脱させた経緯を展望し、ゲーリー・スナイダーの賢治詩英訳を検討し、T・S・エリオットとの類縁を指摘し、新たな賢治像を提示する。
第1章 「青森挽歌」を読む、聴く
第2章 宮沢賢治の詩の実現(音数律と主題構成)
第3章 賢治仏教学への予備的な覚書(日蓮と親鸞)
第4章 宮沢賢治とキリスト教の諸相―「天国」と「神の国」のいくつかの像
第5章 宮沢賢治とキリスト教の一面(反律法)と仏教の一面(本覚)
第6章 ヘッケル博士と倶舎―諸説の検討と私見
第7章 心象スケッチ、主観性の文学、仏教思想
第8章 ゲーリー・スナイダーの宮沢賢治
第9章 T.S.エリオットと宮沢賢治