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[BOOKデータベースより]
主食はビール!エチオピアの山上の村、人類学者が出会ったのはほろ酔いで勤勉で、とってもケチな人々―。貧富の差が生まれる近代社会以前の姿をとどめる、コンソ民族誌の集大成。
第1章 山の上に住む、ほろ酔いの人びと
[日販商品データベースより]第2章 畑の中の墓標
第3章 不毛の大地を耕し段々畑を作る
第4章 屋根の上の土器
第5章 土器と市場の生態学
第6章 土器と織物の村―分業は不平等社会への橋渡しとなるか
遊牧民との抗争、痩せた土地での農耕、酒と土器の経済がつくりだす均衡と身分制度――。いろいろあっても毎日が宴会! どうしてこの村は「不平等」の一歩手前でとどまっていられるのか。人類が平等から不平等社会へ跨ぎ越す瞬間を探し求めてきた人類学。跨ぎ越してしまった「近代」の別の可能性として現れたコンソ社会に暮らし、彼らの生活を記録した人類学者が、不平等の起源に迫る。
〓推薦 山極壽一氏(第26代 京都大学総長)
私たちの社会と対極をなす世界があった。エチオピアのコンソ村に住んだ体験をもとに描き出した日本の非常識とは、「山の下に住む」、「ビールは嗜好品」、「プライバシーの尊重」の3つだった。それを覆すコンソ社会は酒と土器の経済が均衡を保つ、もう一つの近代の可能性を示している。そこには人類が追い求めてきた「平等社会」という見果てぬ夢が今も眠っている。驚きのエピソードを基に語る筆者の透徹した哲学に耳を傾けよう。