- 啓発された自己愛
-
啓蒙主義とバルベラックの道徳思想
プリミエ・コレクション 101
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2019年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784814001958
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[BOOKデータベースより]
ジャン・バルベラック(Jean Barbeyrac、1674‐1744)は、グロティウス、プーフェンドルフの著作の仏訳によって後世に名を残したが、ただ思想を媒介しただけではない。プーフェンドルフの著書に付した長い序文『道徳哲学史』には彼の独自の道徳思想が見られ、それは後世のスコットランド学派につながる。紹介者としての一面のみで捉えられ、これまで表舞台に現れてこなかった彼の思想を、キリスト教思想の観点から浮き彫りにする未知の試み。
序章 キリスト教的人間像の変遷と道徳哲学
[日販商品データベースより]第1章 バルベラック『道徳哲学史』と自然法学
第2章 バルベラック『娯楽論』研究序説―福音道徳と理性
第3章 バルベラックの「啓発された自己愛」
第4章 ティロットスンのキリスト教的人間像(感覚・理性・信仰)―バルベラックの思想との関連性をめぐって
第5章 「直観」の哲学史―「道徳科学」と「精神哲学」
終章 スコットランド哲学のフランスへの伝播―ジェランド『哲学体系比較史』をめぐって
付録
18世紀啓蒙時代――グロティウス、プーフェンドルフの著作の仏訳によって後世に名を残した思想家ジャン・バルベラック(Jean Barbeyrac,1674―1744)。彼はただ思想を媒介しただけではない。教会の「抑圧されたキリスト教的人間像」に真っ向から対峙し、人間理性の自由と自己の肯定を謳ったその独自の思想は、プーフェンドルフの著書に付した長い序文『道徳哲学史』に見られ、後世のスコットランド学派につながる。紹介者としての一面のみで捉えられこれまで表舞台に現れてこなかった彼の思想を、キリスト教思想の観点から浮き彫りにする未知の試み。