[BOOKデータベースより]
世界各地にある怖い話を集めてみました。あの国にも、この国にも、どこの国にも、恐ろしい話はたくさんあります。世界各国の、震えるほどゾーッとする話をぜひお楽しみください。
イギリス
アイルランド
フランス
イタリア
スペイン
ドイツ
チェコ
ルーマニア
スウェーデン
ウクライナ
ロシア
ナイジェリア
南アフリカ
イギリスのロンドン塔に住む亡霊たち、パリの地下に広がる納骨堂、イタリアにある地球上で最も呪われた島、スウェーデンに伝わる死者のクリスマス、ドイツのフランケンシュタイン城、ルーマニアの吸血鬼伝説、ロシア版学校の怪談、南アフリカ版トイレの花子さんのピンキー・ピンキー…などなど、世界中の怖い話を集めました。
国はちがえど「怖い」は同じ。都市伝説に幽霊、心霊スポットに怪奇現象!世界にあふれる恐怖の宝箱、『世界に伝わる本当に怖い話』の下巻です!心霊大国イギリス、悪魔の存在を恐怖するイタリア、ほとんどの人が幽霊の存在を信じていないドイツなど――下巻では、ヨーロッパを中心に怖い話を収録しています。ヨーロッパということもあってお城が舞台になっていることが多く、また、多くの死者を出した黒死病に端を発する話がいくつもあって、「怖い話」に見る文化のちがいは、上巻よりもはっきりと目立ちます。そのせいもあってか、フランケンシュタインや吸血鬼、妖精、悪魔にまつわる話など、怖いけれどどこかファンタジックな印象が強いのも、上巻とはまたちがった読み味でたのしいポイント。そして、やっぱりあります、日本の怪談と似た話!南アフリカの、女子トイレに出るピンクの幽霊「ピンキーピンキー」や、スペインの学校で本当にあったとされるトイレでの怪奇現象は、まさしく日本の「花子さん」。世界中の学校に「花子さん」系の怪談が伝わっていることを考えると、やっぱりほんとに出るのかも……本書で紹介されている心霊スポットや怪談にまつわる場所は、すべて実在のもの。「インターネットで舞台になった土地や建物の画像を検索し、さらなる恐怖にひたるのも楽しいかもしれません」と本書では提案されています。では上巻に引き続き、検索するにあたりオススメをひとつ――それは、フランスはパリの納骨堂、「カタコンブ・ド・パリ」!もしこんな場所にひとりで置いてけぼりにされたらと思うと……あなたのお気に入りホラースポットも、きっと見つかるはず!いや、もしかしたら、あなたが「気に入られる」側かもしれません……
(小説家 堀井拓馬)
【情報提供・絵本ナビ】