[BOOKデータベースより]
あの人はなぜ、いつも約束の時間に遅れるのだろう。どうして、机のまわりが散らかり放題なのだろう。企画書や報告書が書けない原因はなんだろう。うちのパートナーは、なぜ家事や育児を手伝わないんだろう…。それは「大人の発達障害」が原因かもしれません。まったく悪気はないのだろうけれど普通に文句を言っても通じない、発達障害の傾向がある人たちとストレスなく付き合う方法を公開します。
第1章 発達障害の当事者はいつもストレスフル(ケアレスミスが多く片付けができないがたまに好結果を出す;相手がどう感じるかを想像できず相手をイラつかせてしまう ほか)
第2章 人生を左右する「育ち方」(感情が不安定だと生活に支障をきたしやすい;発達特性だけでなく「育ち方」で社会適応が左右される ほか)
コラム あの人は発達障害?そしてあなたも?(誰にでも発達障害の特性が少しはあるもの;コミュニティに溶け込んで特性が目立たないこともある ほか)
第3章 発達障害の人たちとの付き合い方(発達障害の当事者は一般の人よりも共感しようと努力している;「やりたいことをやれる人生」にするためには ほか)
第4章 発達障害の人たちの就労をどう支援するか(時代はますます発達障害の人たちの就労に不利な方向へ;「適材適所」は教育段階から考えるべき ほか)
これを知れば、周囲も当事者も楽になる!
大人になってから発達障害が明らかになる人が増えています。
そういう人は、もともと発達障害の要素をもっていたのに、それに合った育て方をされていないため、こじらせてしまって二次障害に至っている人も少なくありません。
そんな発達障害をもつ人の思考パターンは、一般の人とは大きく違っています。外見的には同じ常識を共有できる仲間に見えますが、じつは、話の通じない外国人のようなものです。
その違いを知らずに接してしまうから、齟齬が起きるのです。
そこで、発達障害をもつ人は、何をどう考えているのかを説明しつつ、「身のまわりが片付けられない」「時間が守れない」「企画書が書けない」などの困りごとに、周囲の人たちはどう対処していけばいいかを、具体的に説明します。
周囲がフォローすることで一般社員などの負担が重くなってしまうなら、もちろん配置換えや転職を視野に入れなければなりません。あるいは、本人が手帳を取得して、福祉的サービスに移行したほうがいいと思われるケースもあるでしょう。
こうした厳しい「現実」についても説明する、他の発達障害本とは一線を画する内容です。
【編集担当からのおすすめ情報】
発達障害の専門医として25年以上のキャリアをもち、多くの患者の幼少時代から成人するまでを診てきた本田先生が、初めて本格的に「大人の発達障害」について、しかも第三者目線で書いてくれました。これを読めば、「何度言ってもできない部下」や、「空気が読めない同僚」などに対して、どうアプローチすればいいのか、手に取るようにわかります!
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