- つかこうへいの世界
-
消された<知>
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2019年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784784511426
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[BOOKデータベースより]
一九七〇年代にはじまった“演劇革命”の時代状況のなかで、つかこうへいは登場した。六二歳の若さで逝去したこの劇作家の戯曲・舞台・小説は、わたしたちに何を手渡そうとしたのか。新しい演劇状況を生み出した稀有な劇作家の世界をひもとく現代演劇史研究の集大成。
序論 消された“知”―既存概念への叛逆
第1部 戦争・革命へ向ける“或る悪意”(「演技人間」の登場―「郵便屋さん、ちょっと」から「戦争で死ねなかったお父さんのために」へ;“カーニバル”としての全共闘闘争―『飛龍伝 神林美智子の生涯』と“天皇制”)
第2部 “もどき”としての作品たち(つか版「父帰る」の問題性―「出発」論;演出家のある視点―「出発」の作劇術;戦略家つかの“「講談」語り”で囲ったゴドー版―『松ヶ浦 ゴドー戒』;第二世代の“生きのび方”―「巷談松ヶ浦ゴドー戒」におけるパロディと大衆性;『熱海殺人事件』という事件―分をわきまえる身体から溢れる真情;「定本 熱海殺人事件」論―きめる…虚構の演劇;シナリオ「つか版・忠臣蔵」―「滅私」型の自己表出)
第3部 “つか版”青春―二人の男と一人の女(『ストリッパー物語』の七〇年代―つかこうへいドラマの転換点;“内面の言葉”が生み出したドラマ―小説「蒲田行進曲」;インテリ映画青年ヤスの“階段落ち”―自立の物語としての『蒲田行進曲』;ドラマトゥルギーを超えた物語を求めて―「リング リング リング 女史プロレス純情物語」)