- 宗教改革の物語
-
近代、民俗、国家の起源
角川ソフィア文庫 Gー255ー1
- 価格
- 1,408円(本体1,280円+税)
- 発行年月
- 2019年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784044003968
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[BOOKデータベースより]
「私の持つすべての力をこの作品に投入した」宗教改革の知識を欠いて、近代を理解することはできない。なぜなら、この出来事は近代、民族、国家、ナショナリズムの起源となったからだ。そもそも宗教改革はルターから始ったものですらない。実はチェコのヤン・フスが起点となっている。多くの日本人の理解とは異なる近代の始まりを明らかにし、現代の危機の源泉を照射する。著者が全精力を注いだ大型論考!!
第1部 ヤン・フス(コンスタンツの炎;見えざる教会 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 ジョン・ウィクリフ(ウィクリフ;ウィクリフにおける教会と国家 ほか)
第3部 宗教改革(大分裂;公会議運動 ほか)
第4部 近代、民族、そして愛(近代の黎明;教会形成 ほか)
「私の持つすべての力をこの作品に投入した」
原稿用紙約1000枚、著者が全精力を注いだ、過去と現在を大規模に往還する大型論考がついに文庫化!!
宗教改革の知識を欠いて、近代を理解することは出来ない。
なぜなら、宗教改革は近代、民族、国家、ナショナリズムの起源となったからだ。
「この作品は私の著述群の中で特別の意味を持つ。
表題は『宗教改革の物語』で、扱っているのは中世末期のボヘミア(チェコ)の宗教改革者ヤン・フス(1370頃〜1415年)である。
ただし、深層においては、私の過去と未来と現在が、すべて盛り込まれた作品だ。
佐藤優という作家が何を考え、何をしようとしているかに関心を持つ読者に是非読んでもらいたい」
時代状況が大きく変化する時こそ、長く頒布されてきた概念・事象がどう生成し、影響力を持つに至ったのかを分析することが、
個人・中間団体・国家それぞれの段階において、事態を打開する糸口を発見することに繋がる。
フスの「教会論」は、長く頒布されてきたものへの問題提起であり、その後、長く頒布されることとなるものとして、近代と現代の連関を見るには最適だ。
私たちは、“愛のリアリティー”を希求し、希求されている存在である。
『宗教改革の物語』が時代の危機を超えるための、読者にとって人生の実用書たる作品になることを願う。