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Die autoritare Revolte
新泉社 フォルカー・ヴァイス 長谷川晴生
点
戦後政治の優等生だったはずのドイツで起こった極右政党AfD(ドイツのための選択肢)の躍進。背景には、難民・移民問題、反イスラム、反LGBT、反エリート主義…があると言われている。ドイツだけでなく、世界中で深刻化する極右台頭の原因を明らかにする。
第1章 新右翼―その系譜の探索第2章 アルミン・モーラー―つくられた伝説第3章 AfDへの道―諸勢力の結集第4章 右側からの挑発―スペクタルの政治第5章 保守‐破壊的行動―街頭の精神から第6章 没落と救済―「秘められたるドイツ」の決起第7章 夕べの国―ある神話小史第8章 敵の空間と形態―イスラーム、アメリカ、普遍主義第9章 新右翼の「核心」―権威主義的ポピュリズム
AfD(ドイツのための選択肢)、Pegida、アイデンティティ運動、といったドイツの極右勢力は、日本では、「反移民、反難民、反権威主義などを掲げて湧いて出てきた右翼ポピュリズム」と単純に理解されがちである。しかし、実際には、戦後のドイツ連邦共和国(リベラリズムの優等生)を生き延びてきた思想的遺産の継承者であり、その歴史は戦間期(ヴァイマール共和国時代)にまで遡る。 彼ら右翼は、1968年に先進国で同時多発的に起きた社会運動の手法を手本にして、社会的な立場を確立した。そして、2010年代の難民問題を飛躍のチャンスに変え、一挙に「新右翼」として世に出てきたのである。 また、日本人にはほとんどなじみのない、ドイツ戦間期の「非ナチス」的右翼を源流とした「保守革命」(A・モーラー)について、19世紀からのドイツ極右の歴史を専門とする著者・ヴァイス氏は詳細に解説し、ドイツ右翼の思想的柱である「保守革命」の欺瞞を一つひとつ暴いていく。 本書は、そんなドイツ「新右翼」の系譜を、時事的、思想史的な視点から掘り下げた一冊である。とくに、ドイツの右翼が思想的なよりどころとする、シュペングラーの「夕べの国(西洋)」の概念史、シュミットの「大圏域」の地政学と新ユーラシア主義への言及は、ほかに類書を見ることはなく、ドイツ新右翼のすべてを解説した決定版といえる。
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[BOOKデータベースより]
戦後政治の優等生だったはずのドイツで起こった極右政党AfD(ドイツのための選択肢)の躍進。背景には、難民・移民問題、反イスラム、反LGBT、反エリート主義…があると言われている。ドイツだけでなく、世界中で深刻化する極右台頭の原因を明らかにする。
第1章 新右翼―その系譜の探索
[日販商品データベースより]第2章 アルミン・モーラー―つくられた伝説
第3章 AfDへの道―諸勢力の結集
第4章 右側からの挑発―スペクタルの政治
第5章 保守‐破壊的行動―街頭の精神から
第6章 没落と救済―「秘められたるドイツ」の決起
第7章 夕べの国―ある神話小史
第8章 敵の空間と形態―イスラーム、アメリカ、普遍主義
第9章 新右翼の「核心」―権威主義的ポピュリズム
AfD(ドイツのための選択肢)、Pegida、アイデンティティ運動、といったドイツの極右勢力は、日本では、「反移民、反難民、反権威主義などを掲げて湧いて出てきた右翼ポピュリズム」と単純に理解されがちである。しかし、実際には、戦後のドイツ連邦共和国(リベラリズムの優等生)を生き延びてきた思想的遺産の継承者であり、その歴史は戦間期(ヴァイマール共和国時代)にまで遡る。
彼ら右翼は、1968年に先進国で同時多発的に起きた社会運動の手法を手本にして、社会的な立場を確立した。そして、2010年代の難民問題を飛躍のチャンスに変え、一挙に「新右翼」として世に出てきたのである。
また、日本人にはほとんどなじみのない、ドイツ戦間期の「非ナチス」的右翼を源流とした「保守革命」(A・モーラー)について、19世紀からのドイツ極右の歴史を専門とする著者・ヴァイス氏は詳細に解説し、ドイツ右翼の思想的柱である「保守革命」の欺瞞を一つひとつ暴いていく。
本書は、そんなドイツ「新右翼」の系譜を、時事的、思想史的な視点から掘り下げた一冊である。とくに、ドイツの右翼が思想的なよりどころとする、シュペングラーの「夕べの国(西洋)」の概念史、シュミットの「大圏域」の地政学と新ユーラシア主義への言及は、ほかに類書を見ることはなく、ドイツ新右翼のすべてを解説した決定版といえる。