- 暗号通貨の経済学
-
21世紀の貨幣論
講談社選書メチエ 692
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2019年01月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784065144954
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- マッチング理論とマーケットデザイン
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2024年09月発売】
- シン・経済学ー貧困、格差および孤立の一般理論ー
-
価格:985円(本体895円+税)
【2023年12月発売】
- 地域振興論
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2012年01月発売】
[BOOKデータベースより]
「お金とは何か」から暗号通貨を捉え直し、ブロックチェーンの可能性をゲーム理論で追究する。ビットコイン、イーサリアム、リップル…暗号通貨(仮想通貨)はいかにして「お金」になるのか。技術・経済・社会の大転換期、この革命的な技術が世界をどう変えるのか、総合的に把握するための一冊。暗号学×経済学=暗号経済学の誕生!RSA暗号・楕円曲線暗号解説も収録。
暗号通貨が世界を変える
[日販商品データベースより]1 ビットコインとブロックチェーンの仕組み(暗号はいかにしてお金になるか;ブロックチェーンがもたらす新しい世界;オープンソースvs.プロプライエタリ)
2 お金をめぐる経済学(お金が社会で果たす役割;お金のコントロールはなぜ必要か;お金とは何か、何であるべきか)
3 ブロックチェーンのゲーム理論(ゲーム理論に入門する;ブロックチェーンという均衡;お金はどうして交換手段になるのか;ブロックチェーンが実現するゲーム理論的世界)
公開鍵暗号とハッシュ関数
「お金とは何か」から暗号通貨を捉え直し、ブロックチェーンの可能性をゲーム理論で追究する。ビットコイン、イーサリアム、リップル……暗号通貨(仮想通貨)はいかにして「お金」になるのか。技術・経済・社会の大転換期、この革命的な技術が世界をどう変えるのか、総合的に把握するための一冊。暗号学×経済学=暗号経済学の誕生。ナンダ、そういうことだったのか!◎RSA暗号・楕円曲線暗号解説も収録。
「お金とは何か」から暗号通貨を捉え直し、ブロックチェーンの可能性をゲーム理論で追究する。
ビットコイン、イーサリアム、リップル……暗号通貨(仮想通貨)はいかにして「お金」になるのか。
技術・経済・社会の大転換期、この革命的な技術が世界をどう変えるのか、総合的に把握するための一冊。
暗号学×経済学=暗号経済学の誕生。
ナンダ、そういうことだったのか!
◎RSA暗号・楕円曲線暗号解説も収録。
*
第1部では、ビットコインを始めとする暗号通貨の基礎となるブロックチェーンの仕組みの要点を、数式など使わずにわかりやすく解説します。
ブロックチェーンという革新的な暗号技術は、世界をどう変えていくのか? オープンソースとプロプライエタリ、中央集権と分散化といったブロックチェーンが提起する哲学的な意味、そして通貨以外でのインパクトについても言及します。
第2部では、「お金とはなにか」を考えます。
価格の乱高下やセキュリティ問題など、いまだ暗号通貨を疑問視する声も強いのが現状ですが、これまで経済学が培ってきた貨幣理論を参照しながら、暗号通貨はいかにして「お金」たり得るのかを見ていきます。価格が安定する時とはすなわち、暗号通貨が「お金」になる時といえるでしょう。お金とはなにかという見識は、投資にも役立つかもしれません。
第3部は、ゲーム理論でブロックチェーンを検討します。
人間の行動は不合理すぎ、理論通りにいかないことが指摘されるゲーム理論ですが、アルゴリズムであるブロックチェーンの世界では、理論のままに均衡が実現されることになります。「囚人のジレンマ」などのゲーム理論をざっくりとおさらいしつつ、新しい世界を垣間見る章です。
補章として、公開鍵暗号とハッシュ関数の原理について、本文では簡略化した詳細部分を解説します。「そういうことだったのか!」と膝を打つこと間違いなし。数理暗号として、有名なRSA暗号と楕円曲線暗号の両方に言及しています。