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[BOOKデータベースより]
敵対していた薩摩と長州が手を組み討幕への道をひらいたとされる薩長同盟。しかし、そこに至る経緯を詳細にたどると、薩長の思惑のずれが見えてくる。それは明確な「軍事同盟」ではなく小松帯刀と木戸孝允との「覚書」と呼ぶべきものだったのではないか。文久二年から慶応二年までの四年間、目まぐるしく変化した情勢を整理し、同時代の一次史料から幕末史の再構築を試みる意欲作。
第1章 薩長衝突の過程―寺田屋事件から禁門の変
[日販商品データベースより]第2章 第一次長州征伐と幕薩対立
第3章 中央政局の動向と薩長融合運動の開始
第4章 坂本龍馬の登場と薩長融和の促進
第5章 長州藩の軍需品購入と薩摩藩の協力
第6章 長州再征・通商条約の勅許と薩摩藩
第7章 桂久武の上京と薩摩藩の動静
第8章 坂本龍馬・黒田清隆の派遣
第9章 「小松・木戸覚書」の成立と意義
敵対から融和へ、それはいかにして実現したか。
最も新しく、最も詳細な薩長論、ここに成る。
敵対していた薩摩と長州が手を組み討幕への道をひらいたとされる薩長同盟。しか
し、そこに至る経緯を詳細にたどると、薩長の思惑のずれが見えてくる。それは明確
な「軍事同盟」ではなく小松帯刀と木戸孝允との「覚書」と呼ぶべきものだったので
はないか。文久二年から慶応二年までの四年間、目まぐるしく変化した情勢を整理
し、同時代の一次資料から幕末史の再構築を試みる意欲作。
「本書では、これまでの先行研究にも十分に目配りをしながら、主として薩摩藩にか
かわる一次史料の再検討と当時の政治動向の分析を精緻に行うことによって、あらた
な薩長同盟論を展開したい。これまでに、多くの研究者が使用してきた史料もふんだ
んに用いることになるが、場合によっては筆者独自の視点からの新たな解釈を加えた
い。原則として一次史料のみに依拠し、多角的に分析した政治動向と突き合わせなが
ら、実証的に分かり易く論を進めたい。その際には、薩長藩閥史観や司馬史観といっ
た、これまでの通説を培ってきた歴史観へ挑戦することとなろう。」(本書より)