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[BOOKデータベースより]
第1章 解決すべき課題
[日販商品データベースより]第2章 後継者の決意と覚悟
第3章 事業の存続と成長
第4章 親族内承継
第5章 親族外承継
第6章 支援者の役割
事業承継支援は「問題を見つけること」がすべて。「事業承継フレームワーク」を活用すれば、お客様の問題を見つけ様々な要請に応えられる、事業承継支援の専門家として必要なノウハウを身につけることができる!!
事業承継支援の正しい取組みは、お客様が抱える問題を正しく見つけることです。問題を正しく定義することができれば、事業承継問題の半分以上は解決できたようなものです。
これまでの事業承継支援の取組みが、期待されるほどの成果を生み出さなかった理由は、支援者側の目線で支援していたことにあります。すなわち、お客様側の目線で支援が行われていなかったということです。生命保険契約を売りたい生命保険セールスマン、融資や投資信託を売りたい銀行員、資産税サービスを売りたい税理士、いずれも支援者側の商品・サービスを販売することを目的とし、取り扱う分野に関連した支援を提案し、実行してきました。「事業承継」をタイトルとする専門書も、ほとんどがこのような目線で書かれています。
しかし、お客様側に立ってみますと、本当に解決すべき問題が他にあったということがあります。事業戦略の見直しが求められるお客様に、遺産分割問題が重要だからと生命保険を契約させられるケース、節税策が必要のないお客様に、融資による株式の買取りスキームが提案されるケースなど、お客様が抱える問題の本質は無視し、支援者側の商品・サービスに係る問題点だけしか見ていないケースが多く見られます。これでは事業承継の問題を解決したと言うことはできません。
それでも、何が正しいのかわからないお客様は、それで満足してしまっているのです。結果的に本質的な問題が解決せず、後から問題が顕在化し、トラブルが発生するケースが多く見られます。それゆえ、あるべき支援者の姿は、お客様が抱える問題を、正確かつ網羅的に把握しようとすることです。問題を漏れなく発見することが最大の支援策となります。
しかし、事業承継の問題の範囲はとても広く、その専門家と称される人たちであっても、それらを網羅的に把握することは著しく困難でしょう。
そこで、本書は、事業承継の問題の有無を確認すべき領域を「フレームワーク」として整理し、全体像を明らかにすることとしました。本書の「フレームワーク」を参照しながら、支援すべき領域に漏れがないか、その都度、確認していただきたいのです。どのようなケースでも、見落としてる領域が必ずあるはずです。漏れなく問題点を見つけること、それに注力していただきたいのです。
事業承継の支援者が、本書の「フレームワーク」を活用することによって、より多くの事業承継問題を解決されるようになることを祈ります。