[BOOKデータベースより]
アルプスのちいさな村に、元気な男の子ウルスリが住んでいます。あしたは、楽しい鈴行列のおまつり。ウルスリは、村いちばんの大きな鈴を手にいれてみんなの先頭に立ちたいと、はりきります!アルプスの元気な男の子ウルスリの、勇気いっぱいの物語。国際アンデルセン賞受賞のスイスの画家カリジェの美しい絵本。
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大好きなカリジェが絵を描いた作品です。もちろんアルプスの大自然に暮らす子ども達を生き生きと描いています。
お祭りに大きな鈴を持ちたかったウルスリですが、体が小さいので、鈴をもらいに行った時に、大きい子ども達の勢いに負けてしまい、手渡されたのは小さい鈴でした。悔しいウルスリは一大決心をします。
似たような経験、私にもあります。盆踊りの花笠を取りに行き、小さいので花笠も取れず、浴衣の袖が周りの人たちに巻き込まれてしまい、ビリビリに破れてしまいました。
娘にもありました。幼児教室で先生に「鈴を取りにいらっしゃい」と言われ、三番目に行ったのに、小さいので、後から来た子が伸ばした手に三つあった最後の鈴が渡ってしまい、すごく気まずい顔をして戻ってきました。
どちらも随分前のことなのに鮮明に覚えているのは、とても悔しくて悲しかったからでしょうね。
多分、多くの人に、そんな記憶はあるのではないでしょうか。
私はその時点で終わってしまったので、未だにウジウジと記憶を反芻していますが、ウルスリはその悔しさ・悲しさを自分の勇気で楽しい思い出に変えてしまったので、とても偉かったと思います。
ウルスリの無謀な行動を叱らずに、優しく迎え入れた両親も立派です。ウルスリ一家の夕食のテーブルに、おかあさんの愛情のクリームたっぷりの栗と、おとうさんの愛情の木彫りの牛が乗っているのが、家族の温かさを表していて素敵ですね。
本のサイズも大きいですし、文章も簡潔でわかりやすいので、学校での読み聞かせにも合うと思います。(金のりんごさん 40代・神奈川県 女の子11歳、男の子8歳、男の子6歳)
【情報提供・絵本ナビ】