この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 中世の秋 上 改版
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2018年11月発売】
- 中世ヨーロッパの精神
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2019年09月発売】
- 放浪学生のヨーロッパ中世
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2018年03月発売】
- パリの住人の日記 1
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2013年07月発売】
- パリの住人の日記 3
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2019年02月発売】
[BOOKデータベースより]
この書物は、十四、五世紀を、ルネサンスの告知とはみず、中世の終末とみようとする試みである。中世文化は、このとき、あたかも思うがままに伸びひろがり終えた木のごとく、たわわに実をみのらせた。古い思考の諸形態がはびこり、生きた思想の核にのしかぶさり、ひとつのゆたかな文化が枯れしぼみ、死に硬直する―。(「第一版緒言」より)。
信仰生活のさまざま
[日販商品データベースより]信仰の感受性と想像力
盛りを過ぎた象徴主義
神秘主義における想像力の敗退と実念論
日常生活における思考の形態
生活のなかの芸術
美の感覚
絵と言葉
言葉と絵
新しい形式の到来
この書物は、十四、五世紀を、ルネサンスの告知とはみず、中世の終末とみようとする試みである。中世文化は、このとき、その生涯の最後の時を生き、あたかも思うがままに伸びひろがり終えた木のごとく、たわわに実をみのらせた。古い思考の諸形態がはびこり、生きた思想の核にのしかぶさり、これをつつむ、ここに、ひとつのゆたかな文化が枯れしぼみ、死に硬直する――、これが、以下のページの主題である。この書物を書いていたとき、視線は、あたかも夕暮れの空の深みに吸いこまれているかのようであった。ただし、その空は血の色に赤く、どんよりと鉛色の雲が重苦しく、光はまがいでぎらぎらする。
いま、書いたものをよみかえしてみて、こう思う、もうすこし、この夕暮れの空に視線をとどまらせていたならば、にごった色もしだいに澄み、ついにはまったき澄明さにいたったのではなかったか、と。(「第一版緒言」より)
歴史家ホイジンガが、中世人の意識と中世文化の全像を精細に描きあげた不朽の名著。
【目次】
XIII 信仰生活のさまざま
XIV 信仰の感受性と想像力
XV 盛りを過ぎた象徴主義
XVI 神秘主義における想像力の敗退と実念論
XVII 日常生活における思考の形態
XVIII 生活のなかの芸術
XIX 美の感覚
XX 絵と言葉
XXI 言葉と絵
XXII 新しい形式の到来
史料紹介
参考文献
索 引