- 〈海賊〉の大英帝国
-
掠奪と交易の四百年史
講談社選書メチエ 687
- 価格
- 2,145円(本体1,950円+税)
- 発行年月
- 2018年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784065137321
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[BOOKデータベースより]
ドレイクは、なぜ女王からナイトの称号を得たのか?新大陸・大西洋世界の植民競争、重商主義の貿易抗争、そして戦争。軍人・政治家・商人たちの野望が渦巻く中、イギリスがスペイン等を押しのけて海洋帝国を築くために、“海賊”のグローバルな“活躍”が不可欠だった!海の上の掠奪と交易が歴史を転回させた四百年を、ダイナミックかつ緻密に描く!
序章 海洋と掠奪
[日販商品データベースより]第1章 掠奪者たち、大西洋に乗り出す―中世後期からエリザベス期の掠奪行為
第2章 同期する掠奪―ジェイムズ一世期の海賊とバッカニア
第3章 グローバル化する掠奪―紅海者の活動
第4章 海賊たちの黄昏
第5章 私掠者と掠奪
第6章 海軍と掠奪
第7章 自由貿易思想の興隆と私掠の廃止
終章 第一次世界大戦の勃発とパリ宣言体制の崩壊
イギリスは貿易と戦争、そして「掠奪」で世界の海を制したのだった! 最強の海洋帝国と荒くれ者たちが動かした歴史を描く驚異的論考! 注目の若手研究者が、大きな歴史のうねりと、海の男たちの苦闘とを多層的に、鮮やかに描き出す。大海原の波濤の向こうに、誰も知らない世界史があった!
イギリスは貿易と戦争、そして「掠奪」で世界の海を制したのだった! 最強の海洋帝国と荒くれ者たちが動かした歴史を描く驚異的論考。
暴れまわる掠奪者たちを、法という鎖で縛り猟犬として飼い慣らしたイギリス政府は、新大陸・大西洋世界への進出競争や重商主義による貿易抗争を、「管理統制された掠奪」によって有利に進めんとした。海が世界史を転回させる舞台となった16世紀から、自由貿易が重商主義にとってかわる19世紀まで、軍人、海賊、政治家、商人たちの野望うずまく歴史のダイナミズムを活写する。
スペインの船や植民地を荒らしまわる「掠奪世界周航」をやってのけナイトの称号を得たフランシス・ドレイク、ジャマイカを根城にカリブ海で掠奪をくりひろげる「バッカニア」、インド洋や紅海への掠奪行を敢行する「紅海者」、北米の植民地と深く結びつく海賊たち……彼らはいかに「活躍」したか? 海軍や政府は彼らの力をどう利用したか? 注目の若手研究者が、大きな歴史のうねりと、海の男たちの苦闘とを多層的に、鮮やかに描き出す。大海原の波濤の向こうに、誰も知らない世界史があった!