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[BOOKデータベースより]
物語や小説を読む中で、登場人物が何となく口にした言葉がいつまでも心に残ることがある。文脈という衣を取り去った後に残るむき出しの言葉の断片は、読者の生きる“今・ここ”に解き放たれて、ときに人を導き、ときに人を励ます。そんな源氏物語の「つぶやき」を一つひとつ抜き書きし、テーマごとに整理した本書は、時代小説や恋愛小説とは違った、もう一つの源氏物語像を提示するものである。源氏物語の言葉について、その過去や来歴を振り返るのではなく、我々の“今・ここ”と掛け合わせることで、それをありのままに享受しようとするとき、物語の言葉はストーリーのくびきから解き放たれ、場面や巻を隔てて交響し、多声的な意味を生成することであろう。
第1章 生を照らす光
第2章 運命に生かされる
第3章 世間を泳ぎきる
第4章 モノの言い方
第5章 人間の諸相
第6章 男の理想と女の現実
第7章 自然が人を生かす