- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
[BOOKデータベースより]
90歳になっても学ぶことばかり。だから、毎日が楽しくなる!あちこちカラダの不調を訴えつつも、ワクワク感いっぱいに生きる秘訣。
第1章 90歳で恕を知る(生涯行うべき一文字;井戸水のように生きる ほか)
第2章 90歳で仁を知る(下着とボタンと私;たった二人の池田屋騒動 ほか)
第3章 90歳で道を知る(寝たい時に寝る;深夜のコメ研ぎ ほか)
第4章 90歳で誠を知る(ほおずきと焼き鳥の皮;キンメの煮付け ほか)
第5章 90歳で縁を知る(落葉の親孝行;二人で踊った阿波踊り ほか)
「思えば遠くへ来たもんだ」という歌があるが、
まったく「思えば長生きしたもんだ」である。
太宰治は「生れて、すみません」とか「恥の多い生涯を送って来ました」
と言っていたが、私にもその感がある。
フーテンの寅さんのせりふに「それを言っちゃあおしまいよ」というのがあるが、
私はいまもその「おしまい」ばかりやっている。
夜は自己嫌悪と自責の念で七転八倒、身もだえしている。
講演の時に「ペンネームの童門は、ろくなことをしないので、
ドーモスイマセンの意味です」と言って笑いを取っているが、
そう言いながら「本心だ」と思うことがしばしばある。
そういう繰り返しをしながらも私がしぶとく生きてきたのは、
「いてもいいだろこんな奴」と、反省のたびにつぶやいてきたからだ。
***
本書は、90歳になっても「生涯現役、一生勉強」をモットーに
作品を書き続ける歴史小説家が自身の体験をもとに描いた、
年をとるほどに人生が楽しくなる痛快エッセイです。
ワイシャツの袖のボタンをはめるのに20分かかる。
前立腺肥大、白内障、脚力の衰え…、カラダのほうも不調が続く。
後期高齢者ってつらいなあとつぶやきながらも、
歴史だけでなく、市井の人々からも学び続ける「生涯現役、一生勉強」の姿勢に、
後期高齢者でなくても、毎日をたくましく生きるヒントがもらえます。
「生涯現役、一生勉強」──、学ぶことがあるから人生は面白い。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 眠れないほどおもしろい心理テスト
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2016年02月発売】